4年生の様子

4年生

~秋の遠足に行きました~


 10月27日(木)は子どもたちが楽しみにしていた秋の遠足でした。4年生は、宮崎市にある宮崎科学技術館にバスで行きました。公共施設の使用を通して、社会でのマナーやルールを学ぶとともに、規律ある集団行動の在り方、さらに今回は、科学技術館での体験を通して、科学の楽しさやすばらしさにふれることなどを目的として行いました。

 宮崎科学技術館では、発電の仕組みや竜巻が発生する様子、宇宙船や宇宙服を実際に見ることができ、そのメカニズムのすごさや本物を目の当たりにして、驚きの表情が隠せない様子でした。館内で見学する子どもたちからは、「これ、すごい!」「うわ~おもしろい!」「なんでこんなことが起きるの?」などの歓声にも似た声が聞かれ、科学の不思議さや楽しさを実感し、終始興奮気味な様子が見られました。

 プラネタリウムの上映では、満点の星空や様々な星座の様子に感激していました。明るい街灯りが消えることで、普段見えない星がたくさんあることに驚き、目を輝かせていました。上映後には、「家でも星空を見てみたいです!」と、今後の活動に対して意欲的な姿も見られました。

 当日の昼食は、「弁当の日」の取組みとして、子どもたちが携わって作った弁当を食べました。子どもたちからは、「早起きしてお母さんと一緒に作りました!」「私は全部自分で作りました。」「おにぎりに海苔やチーズなどをのせて、キャラクターを作りました。」など、弁当づくりの苦労や工夫の様子が聞かれ、今日の日を楽しみしながらに取り組んだ様子が伺えました。朝早く起きて、お母さんなどと一緒に作った弁当の味は、格別だったみたいで、みんなの弁当箱は最後には空っぽになっていました。

 帰りのバスでは、疲れた様子も見られましたが、充実した1日を過ごすことができ、一人一人がとても満足そうな表情をしていました。きっと心に残る遠足になったことでしょう。


    

~秋季大運動会~


 今年の秋季運動会は秋空の下、925日(日)に行われました。自分たちで作りあげる運動会のテーマの下、4年生は、自分の出場する競技や表現、運動会の係や行進など、あらゆる場面において主体的に取組む姿が見られました。

  団技は「大縄跳び、おさるのかごや、大玉運び、キャタピラー、バスケットボール運び、デカパン競争」など6種目でタスキをつなぎ競争し、運動場を二周して勝敗を決めました。当日は種目ごとに順位が変わるハラハラドキドキの接戦の展開に、会場内の熱い視線を釘付けにしました。

 徒競走では、110mを必死に走り抜く姿が印象的でした。去年までと比べて、どの子も走りに力強さが増し、最後までスピードを維持できるような体力も身に付けて来ているようでした。走り終わった子どもたちからは、満面の笑みも見られ、達成感のある表情がこぼれていました。
 表現では、代々の4年生が受け継いで来た校区に伝わる伝統芸能「兵児踊り」を披露しました。袴姿に帯やはちまきなど、伝統の衣装を身にまとい、勇壮な姿で踊る姿には普段では見られないような気迫も感じられ、子どもたちがちょっぴり大人びて見えました。
 また、当日は、希望された保護者の方々も子どもたちと一緒に踊りに参加していただき、子どもたちも練習の時以上に大きなかけ声をかけながら、体全体を大きく使って気迫ある踊りを披露することができました。
 「兵児踊」では、お忙しい中、数回にわたる直接の指導や、当日もホラ貝など実際の兵児踊りで使用する楽器の生演奏で、参加していただいた校区の真方地区「兵児踊り保存会」の皆様に大変お世話になりました。ご指導いただいた真方地区「兵児踊り保存会」のみなさま、本当にありがとうございました。

 運動会終了後の子どもたちは、疲れた中にも全てを出し切った満足感が感じられ、晴ればれとした表情が見られました。本当に1日よくがんばりました。

 保護者や地域の方々、真方地区「兵児踊り保存会」の皆様、本当にありがとうございました。

  

 



  

~非行防止教室が行われました~

 

 

 第4学年は75日(火)に、子どもたちに社会のルールや自分の行動に責任をもつなどの規範意識を育むことなどを目的として、非行防止教室を実施しました。この教室では、都城警察署の生活安全課の職員と小林警察署のスクールサポーターの方に来ていただき、重大な罪であり決して許されない万引きについて考える授業を行いました。

 授業では、お金を持たない二人の男の子がスーパーに行き、悩んだ末にほしい商品を万引きしてしまい、その後、店員にみつかり、警察に通報され、警察署に保護者ともども呼び出されるという内容を劇風にして子どもたちに提供しました。この授業を通して、子どもたちは実際に万引きを誘発される場面に立たされ、その時の気持ちを自分のこととしてとらえることができました。また、そのような場面に立った時、断り方などもスキルとしても学び、友達から万引きに誘われたときの望ましい行動の在り方を真剣に考えながら、授業に臨んでいました。
 さらに、万引きが「窃盗罪」という犯罪になり、一度を犯してしまうと一生消えることのない犯罪歴が残ってしまうことなど、初めて知ったことも多かったようでした。

 今回教えていただいたことを決して忘れずに、子どもたち一人一人が社会のルールを守り、自分の行動に責任をもつことができるように育ってほしいと思います。


 

小林小学校4年生伝統!兵児踊り!

  4年生は、総合的な学習の時間に、ふるさとの伝統芸能である「兵児(へこ)踊り」の学習に取り組みます。この学習では、総合的な学習の時間の目標である「問題の解決に主体的、創造的、共同的に取り組む態度を育て、自己の生き方を考えることができるようにする」とともに、ふるさとのよさに気付きをふるさとをみつめようとする態度も育てたいと願っています。
 この学習では実際に地域の「兵児踊り」保存会の皆さんをゲストティーチャーに招き、踊りの由来や踊りにこめられた願いなどをお聞きするとともに、体験的な活動として実際に踊りを教えていただき、秋の運動会で保護者や地域の方々に披露することとなります。


      



 6月17日(金)は校区の真方地区「兵児踊り保存会」の方々から、「兵児踊り」が始まった由来や踊りにこめられた願い、さらに踊りの種類、衣装などについて教えていただきました。子どもたちは、自らの学習課題に沿ってメモをとりがら話を聞くとともに、多くの質問を投げかける場面もみられるなど、興味深げに取組んでいました。
 また、実際に衣装の着付けの指導をしていただき、赤や黄色などの鮮やかな帯を締めてもらうと、心も引き締まり、この学習に対する興味もさらに高まったようでした。

 さらに、授業の最後の場面で、「兵児踊り保存会」の方々の鐘や太鼓に合わせて、流れるような「踊り」を目の当たりにした子どもたちからは、「お~」「すご~い」などの歓声が上がる場面もありました。今回の学習を通して、自分が踊る姿を重ね合わせながら、今後の活動をへの期待感も一段と高まったようでした。

 ふるさとに古くから伝わり受けつがれている郷土芸能の大切さを実感し、伝統芸能のよさに触れながら、目的をもって主体的に今後の活動に取り組んでほしいと思います。
 保存会の皆さん。今後もご指導をよろしくお願いします。

春の遠足に行きました!


 5月13日(金)は春の遠足。澄み渡る青空、照りつける太陽のもと、4年生はえびの市にある「グリーンパークえびの 南九州コカ・コーラボトリング社 えびの工場」の見学に行きました。数日前から期待感でいっぱいの子どもたちは、当日も元気いっぱい、とても楽しく一日を過ごしました。
 遠足の日は、小林駅から電車でえびの駅に向かい、そこからグリーンパークえびのまで徒歩で
40分ほどの道のりを、子どもたちは楽しげに歩いていました。中には、「先生、疲れました…」「あとどのぐらいで着くんですか…」などの声も聞かれましたが、予定時刻には全員が無事到着することができました。

 到着後は、さっそく工場見学です。普段、商店や自動販売機で目にしている飲み物が目の前で作られている工程を見ると、歩いてきた疲れもすっかりとんでしまい、興味深そうに見学する姿が印象的でした。見学中は、「うわ~機械がたくさんある!」「こうやって缶コーヒーができてるんだ!」など子どもたちからは驚きの声がたくさん聞かれました。
 さらに、工場では環境に配慮した取組として、従業員の作業服は使用したペットボトルからリサイクルによって作られていることや、コーヒーやお茶などのかすは、使用後は植物の肥料として100%再利用していることなどを教えていただきました。地球にやさしい取組みを行っていることを知り、自分たちにもできることを行うことが大切だと実感したようでした。

 昼食・自由時間では、施設のとなりにある広場で楽しそうに過ごす姿が見られました。帰る時はほとんど、疲れ切った様子の子どもたちでしたが、今日の一日が、一人一人にとって思い出深いものになったことと思います。本当に充実した楽しい一日でした。