4年生
4年生 春の遠足
ちょうど列車に乗っているときに地震がありましたが、影響もなく、無事えびのに到着しました。
グリーンパークえびのでは、工場見学をしたあと、お弁当を食べました。駅からグリーンパークえびのまで往復をかなり歩きましたが、みんな元気に楽しく過ごせた遠足でした。
~2分の1成人の学習発表会~
2月27日(月)に今年度最後の授業参観が行われました。4年生は生れてから10年という節目の年を迎え、これまで育ててくれた方に感謝の気持ちを伝えるとともに、自分の成長を見つめ直してこれからの人生に希望を抱いてほしいという願いのもと、2分の1成人式と学習発表会をクラスごとに実施しました。
まず一人一人に2分の1成人の「認定証」を手交しました。その後、全員が国語、社会、理科、音楽、総合的な学習の時間、体育のグループに分かれ、4年生で学習した内容について、発表を行いました。子どもたちは、学級担任や専科の先生方に発表内容の相談を行うとともに、自分たちで企画構成するなど主体的な取組が見られました。
結果、それぞれのグループが努力し工夫をこらした発表を仕上げ、保護者の皆さんに1年間の学習の成果を十分発揮することができました。
発表の後、全員で「2分の1成人」という合唱しました。音楽の時間だけでなく、朝の会でも毎日練習して成果が発揮され、この日の歌声はいつもより教室中に響き、感謝の気持ちが十分伝わってきました。
最後に、保護者にメッセージカードで感謝の気持ちを伝えました。さらに、保護者からも事前に書いていただいた子どもたちへの手紙を渡していただきました。手紙のやりとりの中で、「今までありがとうございました。これからもよろしくお願いします。」などの言葉も添えられていて、どちらも涙ぐむ姿も見られました。普段何気なく過ごしているようであっても、家族の大きな支えがあってこそ今の自分があるのだと意識が高まっていたのかもしれません。
子どもたちにとっても保護者の皆さんにとっても、この2分の1成人の学習発表会は、「10歳」という一つの節目であることを実感できるものとなり、大変意義深い時間となったのだと思いました。
~冬を題材にする俳句を作りました~
1月になり寒さが一段と厳しくなってきました。小林小学校でも校庭の木々は葉を落とし、生き物たちも姿を潜め、すっかり冬景色となりました。
4年生は、国語科で「日本語のしらべー冬―」という単元の学習をもとに、冬を題材とした言葉集めを行いました。さらに、その言葉を使って「俳句づくり」に挑戦しました。「雪」「しもばしら」「クリスマス」「初日の出」「お餅つき」など冬の言葉を使い、自分が感じたことなどを五・七・五の十七音で表現することに挑戦しました。限られた十七文字で表現することに苦戦しながらも、厳選した言葉を使い俳句を完成させている子どもたち。このような学習を通して、俳句という表現法で季節を表したり、自分の感じたことを表現したりするなどの活動を楽しんでいました。
その後、日を改たにして書写の時間に、各自が作った俳句を半紙に書く活動を行いました。子どもたちは小筆を使いながら、文字だけでなく俳句からイメージできる絵を表現するなど、楽しそうに作り上げていました。いつもの書写の活動と違って、様々な文字や絵を書くことは、とても貴重な体験になったようです。
忙しい毎日ではありますが、移りゆく季節を感じ取る心を大切にし、俳句に親しむ時間をさらにつくってほしいと思います。
~持久走大会~
本校では、寒さに負けないたくましい心と体を鍛えることなどを目的として、11月中旬から持久走運動に取り組んできました。その成果を発揮する機会として、12月7日(水)に持久走大会を開催しました。
当日は風が強く、練習時には体験したことのないような寒さをより一層感じる日となりました。実際に競技が始まると寒さのせいか、呼吸のリズムや動きのバランスなどの調整に苦労しながら走る子どもたちも多く見られました。
しかし、全員が自分の持てる力を存分に出し切るなど、すばらしい走りを見せてくれました。さらに、見学に訪れた保護者や友達の声援にも励まされ、練習の時よりもよい結果を残した子どもたちも多かったようです。走りを終えた後には、「きつかったけど、最後まで走りきることができて、とてもすっきりした気持ちになりました。」「走っていると応援の声がたくさん聞こえてきて、うれしかったです。」「来年はもっとがんばりたいです。」など自分の力を出し切って走ったことに満足している様子が見られました。
他との競争ではなく自分の目標をかかげ、その達成をめざして最後まで走り抜いた4年生全員に大きな拍手をあげたいと思います。今回の持久走大会を通してより一層たくましく成長することができた子どもたちだと思います。
当日は、寒い中たくさんの保護者の方々にも応援していただき、本当にありがとうございました。
~福祉体験活動を行いました~
4年生は、総合的な学習の時間に、「障がいについて考えよう」という福祉に関する学習に取組んでいます。小林市の福祉に目を向け、調査活動や福祉体験活動を通して、様々なハンディのある方々への理解を深めながら、自分の生活や生き方についての考えを深めようとするものです。この学習の一環として、11月8日(火)に福祉体験活動を行いました。子どもたちは「車椅子体験」「朗読体験(視覚障がい者対象)」「手話体験(聴覚障がい者対象)」「手具を使った交流活動体験」の4つのグループに分かれ、市内で活動されているボランティア団体の方々の指導をうけながら、それぞれの活動について学びました。
体験後の子どもたちからは、「車椅子の使い方が難しくて、恐かったです。」「手話で表現することは難しいです。」など感想が聞かれました。実際に各コースで様々な体験を行うことにより、ハンディがあるということの意味を肌で感じることができたようです。ハンディのある状況を「見る」ことと、自分で「体験する」ことでは大きな違いがあったのだと思います。
今後、さらに体験活動を行い、各コースで体験した内容や学んだことなどを他のコースの友達に紹介する活動を予定しています。今回の体験活動を通して、ハンディのある方々への思いを大切にしながら、自分について見つめ直す機会にできればと思っています。