BAMBOO MUSIC MIYAZAKI
楽器作りに向けた準備~4年生編②~
1月24日(水)
今日の昼休み、いよいよ明日に迫った楽器作りに向け、4年生が前日準備をしていました。
土台を並べた子どもたちは、明日の授業に向けたリハーサルをしていました。
4年生の子どもたちの中には、下校時に今回の活動に協力してくださっている地域の方にお礼を言う子どももいるようです。
地域の方からも喜びの声が届いています。
今回の活動が、子どもたちと地域の方をつなぐきっかけになっていることを実感しています。
楽器作りに向けた準備~大人編③~
1月22日(月)
25日(木)の楽器組立を前に、学校では土台に色を塗る作業が進められています。
19日、作業場となっている旧校舎を覗くと誰もいないのですが、作業が進んでいることはよくわかります。
今日はようやく外で作業をされている姿を見ることができました。
上の写真はお昼前に撮影したものですが、夕方にはすべての土台の色塗りが完了したと報告がありました。
25日には、この土台に竹をセットしていく予定です。
多くの方に支えられてこの学習が進んでいることを実感しています。
授業開始!!
1月17日(水)
今日の4~5時間目に、成澤先生をお招きして、4年生の竹の楽器作りの学習が始まりました。
まずは、これから授業をする中で、子どもたちの名前を覚えたいという成澤先生の要望で、子どもたちの自己紹介から始まりました。
その後、地図帳でインドネシアの場所を確認したり、これまでにUPされた動画を見ながらインドネシアの話を聞いたり、楽器の説明を聞いたりしました。
成澤先生がバリ島で学んでこられた音楽も聞かせていただきました。
子どもたちの目は、Rindik(リンディック)を演奏する成澤先生にくぎ付けでした。
この後、一人ずつ、成澤先生が現地から持ち帰られたRindik(リンディック)を演奏体験させてもらいました。
最後は担任の先生も挑戦しました。
教室に響く、優しいRindik(リンディック)の音色を聞きながら、これから始まる楽器の組み立てや曲の練習がとても楽しみになりました。
1月25日には、保護者や地域の方々の思いの込められた楽器が組み立てられます。
楽器作りに向けた準備~大人編②~
1月16日(火)
楽器作りに向けた準備がどんどん進んでいます。
※13日(土)~15日(月)については取材が十分できていないので、写真もあまりません。ご了承ください。
土日には、鉈で竹を割る作業が行われていたようです。
失敗しないよう、まず見本を使い、鉈で竹を割る作業を試されたようです。
よく見ると、竹に見本の「見」という字が見られます。
土日にはこの他にも、土台を作る作業まで進めていただいていたようです。
【 立派な土台を作っていただきました。ありがとうございます。】
このように、多くの協力をいただき、作業工程が予定より進んだこともあり、追加の作業ができる時間が生まれ、15日(月)~16日(火)には、よりよい楽器にするために「油抜き」の作業が行われました。
油抜きの作業をするために、半分に切ったドラム缶に水を張り、お湯を沸かします。
【このドラム缶も急きょ調達してくださいました。】
沸騰したら、そこに竹を入れ、15~20分ほど茹でます。
【ぐらぐらと沸いたお湯の中で竹を茹でます】
お湯につからない部分には直接お湯をかけます。
茹でた竹は、1本1本拭き上げ、乾燥させます。
この後、下の写真の赤丸の斜めにする部分を作るために、のこぎりで斜めに切ります。
まずは、切り込みを入れる部分に印を付けます。
印を付けたら斜めに切っていきます。
本日、午前中で油抜きの作業も終わり、午後からは土台に竹を並べ、竹を置く場所に印を付ける作業が行われました。
学校では、明日から始まる授業に向け、4年担任と成澤様が打合せを行いました。
これらの準備が整ったところで、いよいよ明日から子どもたちの授業が始まります。
楽器作りに向けた準備~大人編①~
1月12日(金)
子どもたちが、楽器の保管場所の片付けが終わった頃、インドネシアのバリ島でRindik(リンディック)の演奏方法や作り方を学んでおられた成澤けやき様が、帰国されました。
来校され、子どもたちと顔を合わせた後、竹を保管していただいている地域の方のお宅へご案内しました。
私たちも知らなかったのですが、この日の朝、PTA役員の方と一緒に不足する竹を追加で切り出して来られたり、竹の汚れを洗ってくださったり、指定された大きさに切り分ける作業をしてくださっていました。
【PTA役員さんたちも協力して1本1本丁寧に洗ってくださっていました。】
【ビフォーアフター:左側が洗う前のもの。右側が洗った後のもの。】
洗う前と後ではその差は歴然としています。
さらには、この竹を切り分け一人分ずつセットにして分けてくださっていました。
【一人分ずつセットにして壁に立てかけられている竹】
一方、成澤様は今後の作業計画の打合せのため、現地から持ち帰ったRindikを使って楽器の構造の説明をし、組み立てられていました。
いよいよ楽器作りに入るのですが、屋外に置いておくと竹が傷む心配があるため、一度学校に持ち帰り保管することになりました。
一人分ずつひもで縛り、軽トラックに乗せました。
学校に持ち帰った竹は、本校の技術員の先生や事務の先生の手により、4年生の子どもたちが片付けたばかりの部屋に保管されました。
竹の上部に、ガムテープが貼られ、アルファベットと数字が書いてあります。
これは、今後作業をする際に竹が混在しないようにするための工夫です。
今後の作業を円滑に進めるための様々な工夫は、職人として培われたご経験によるものなのだと考えますが、私たち教師が行う教材研究に通じるものがあると感じました。
子どもたちの学習を支えるためにここまでしていただけるのは「地域愛」以外のなにものでもないと思いました。
やはり、学校は地域と共にあるのだと実感しました。
私たち学校も、頑張ります!!