BAMBOO MUSIC MIYAZAKI
感謝の想いよ届け!!~リンディックの音色にのせて~
2月20日(火)
1月11日(木)に本格的にスタートしたこの活動も、ゴールの日を迎えました。
インフルエンザ等のため欠席をしていた子どももおり、全員揃って練習する機会がなかなか得られませんでした。それでも、子どもたちは初めて触れるリンディックの練習に励み、無事に今日の日を迎えることができました。
【4年生の発表が始まりました。】
【おじいちゃんに作ってもらったディジュリドゥも上手に吹けました。】
【ドキドキしながら…】
【でも、音が揃うと楽しい!!】
【友だちと心が一つになるって素晴らしい!!】
【2年生も静かに発表を聞いてくれました。】
【大学生のお兄さんやお姉さんの胸にもみんなの演奏が届いていました。】
【「上を向いて歩こう」は石川を勇気づける音楽だという感想もいただきました。】
【2年生も「とてもよかったです」と言ってくれました。】
【4年生の頑張りを讃えてくださった成澤先生】
この学習のねらいは、子どもたちが地域を知り、地域を愛し、地域と共に生きていこうという思いをもつことにあります。
地元にある竹を切り出し、楽器が作れるように加工をしてくださった地域や保護者の皆様とのつながり。また、楽器を作り、演奏方法等をご指導くださる先生や共に練習をした仲間の存在。自分たちだけではできないことも、互いに協力すればできる…。
知っているようで知らないこと、つながっているようでつながりが浅いこと、これらのことに気づき、自分との関りを考え、この経験をこれからの人生の糧にしてほしい…私たちはそう願っています。
初めてのチャレンジには、不安と焦りと失敗がつきものです。
この大きなチャレンジを経験した全ての人(大人も子どもも)にとって、得られたものがたくさんあると信じています。
これまで、このチャレンジを支え、応援してくださった全ての皆様に感謝いたします。
本当にありがとうございました。
子どもたちの奏でたリンディックの音色に込められた子どもたちの感謝の気持ちが皆様に届いていますように…。
番外編~リンディックで国際交流!!~
2月20日(火)
去る1月25日に行ったリンディックの組立作業には、宮崎大学地域資源創成学部の皆さんにもお手伝いをお願いし、来校いただきました。詳しくは以下のページをチェック!!(クリックすると記事が読めます。)
参照①:楽器を作りスタート!!
参照②:楽器作り番外編~交流給食~
参照③:楽器作り番外編~昼休み~
4年生の子どもたちは、あの日、大学生の皆さんに今日の招待状を渡していました。
後日、宮崎大学にはインドネシアからの留学生も在籍していることをお聞きしており、その留学生の方にも今日の発表会をご案内していただいていました。
久しぶりに大学生と再会し、はにかむ子ども、喜ぶ子ども…とその表情は様々でしたが、今日はインドネシアの留学生2名も発表会に来てくださいました。
演奏後では交流の時間を設けることが難しいということで、発表会前に少し時間を取り、大学生との交流を楽しみました。
交流をしていると、インドネシアの留学生の方から楽器を演奏してみたいとの申し出がありました。
【まずはお手本を…】
【レッツ チャレンジ!!】
【演奏後には感想も聞かせていただきました。】
【宮崎でインドネシアの楽器の音楽を聴けるとは…】
私たちは地元の竹を使って、インドネシアのバリ島に伝わる民族楽器を作っていただき、演奏をしただけなのですが、こうしてインドネシアの方に演奏を聴いていただいたり、演奏体験をしていただいたり、会話を楽しめたりするなんて、想像もしていませんでした。
リンディックで国際交流ができた貴重な時間でした。
今回のご縁を大切にしていきたい…心からそう思いました。
皆様、本当にありがとうございました。
ラストスパート~最後の練習~
2月19日(月)
明日の参観日での発表を目標に練習に取り組んできた4年生。
本番前の最後の練習となった今日は、成澤先生もお見えになりました。
まずは、音楽発表の部分だけの練習を行いました。
その後、総合的な学習の時間の学びを振り返る部分と音楽発表の部分を組み合わせての練習を行いました。
【この学習に取り組むようになったきっかけも発表します】
【おじいちゃんに作ってもらったディジュリドゥを披露する場面も…】
練習が始まった当初はどうなることかと思いましたが、一生懸命練習した足跡がしっかり感じられるようになりました。
リンディックの優しい音色をより響かせるためにも、周りの友達と気持ちやテンポを揃えることが大事になってきます。
「テンポが速くならないように…周りの音を聞きましょう。」
という、成澤先生のアドバイスと周りの音に耳を傾けながら、最後の練習に励んだ子どもたちでした。
本番のつもりで…
2月16日(金)
今日も4年生が体育館で練習をしていました。
ただ、今日は、これまでと様子が違っていました。
様子を見守っていると、どうやら発表会当日を想定した練習に取り組んでいるようでした。
4年生は総合的な学習の時間で学んだことを発表し、その中の一つにこのリンディックの演奏が入るようです。
1人1人台詞もあるようです。
演奏までの流れが確認出来たら、リンディックの練習開始!!
みんなで力を合わせて頑張っています!!
成澤先生がいなくても…
2月15日(木)
4時間目のことでした。
体育館の方からリンディックの音色が聞こえてきたので見に行くと、4年生が一生懸命リンディックの練習をしていました。
成澤先生は不在ですが、4年生と先生方で一生懸命練習に励んでいます。
このような成果が少しずつ実を結び、リンディックの優しい音色のメロディーが聞こえてくるようになりました。
心を一つにして、この子どもたちの奏でる「上を向いて歩こう」を聴くのがとても楽しみです。
自主練もやってます!!
2月14日(水)
家庭で自主練に励む子どもがいることを耳にしました。
どんな練習をしているのか尋ねてみると、自主練を支える秘密兵器の存在を知りました。
それが下の写真です。
【リンディックを模した自作の図】
【自作のリンディック自主練専用シート】
このシートよく見ると番号が記入されています。(赤丸の部分です。)
番号の意味を尋ねてみると、叩く順番だとの答えが返ってきました。
学校で練習するときに叩く順番を覚え、自作の自主練専用シートに番号を書いていったのだそうです。誰に言われるともなく、自分たちで知恵を絞っている姿には感動しかありませんでした。
休み時間には教室でもこの自主練専用シートを使って練習しているというので、休み時間になるのを待って教室に行ってみました。
すると…
教室の後ろの方に集まり、メロディーを口ずさみながら練習している子どもたちがいました。
自作の自主練専用シートを共有してみんなで練習する姿に、また感動…
地元の竹で楽器を作り演奏するという活動は、子どもたちの知恵や優しさまで育んでくれるんだ…そう思った出来事でした。
みんな、きっと上手くなる!!
番外編~バースデーサプライズ~
2月13日(火)
成澤先生のお誕生日が近いということで、練習開始前に4年生からのサプライズ演奏がありました。
音楽の時間に練習した「ラ クンパルシータ」と言う曲をプレゼントとして演奏しました。
子どもたちの気持ちが成澤先生にも伝わり、とても喜んでくださいました。
子どもたちのやさしい気持ちがとても嬉しかったです。
2月20日の発表に向けて③~一人一台リンディック~
2月13日(火)
いよいよ今日から一人一台リンディックでの練習に入りました。
前回2~3人1組で練習していたこともあり、雰囲気がつかめていたようでした。
自分一人でリンディックを使えるため、黙々と練習する姿が見られました。
発表会まであと1週間。
子どもたちも頑張っています。
練習の成果が発揮できるといいなと思っています。
2月20日の発表に向けて②~いよいよリンディックに挑戦!!~
2月9日(金)
発表会に向けた2回目の練習を行いました。
今日は、成澤先生が工房で調律を終えた5台のリンディックを持って来られました。
リンディックの練習の前に、昨日練習した歌の復習をしました。
昨日初めて練習した曲なのですが、大体歌えるようになっていました。子どもたちの覚えが早いので、成澤先生も驚いておられました。
リンディックの練習を始める前に、地域の方々に作っていただいた手作りマレットを配ることに…。
しかし、色とりどりのマレットを選んでいると練習時間が少なくなるので、子どもたちと相談して箱の中から1人2本ずつ選ぶことになりました。
2本とも同じ色のマレットを引き当てる子どももいれば、別々の色のマレットになる子どももいます。誰かがマレットを選ぶ度に、うわぁと小さな歓声があがっていました。
さぁ、いよいよリンディックの練習開始。
リンディックが5台なので、子どもたちも2~3名ずつに分かれて練習することになりました。まずは、どのように叩くかを成澤先生に教わりました。
その後、分かれての練習になりました。
子どもたちは、それぞれが、♪うえをむぅいて あぁるこぉぉぉ…♪とメロディーを口ずさみながら、手作りマレットを手にリンディックを叩き、どこを叩くか確認していました。
そんな中、歌いだしのメロディーに合わせて「よぉんよぉんよんろくごぉにぃ」という歌声が聞こえてきました。
何かと思って側に行って、聞き耳を立ててみると、「よぉんよぉんよんろくごぉにぃ」は「4 4 4 6 5 2」という数字で、リンディックの竹に振られている番号だということがわかりました。
リンディックの下(叩き手の方)を見ると番号が書いてあります。(赤丸の部分)
子どもたちは、この番号を活用し、叩く順番を覚える方法を思いついたようでした。そして、昨日配られた楽譜にこの番号を書き込んでいました。
しばらくすると、体育館のあちらこちらから「よぉんよぉんよんろくごぉにぃ」という歌声と「上を向いて歩こう…」と歌詞で歌う声とが混じって聞こえるようになりました。
その後もわからなくなると、成澤先生に声をかけて質問したり、先生方が一緒に叩きながら子どもたちと一緒に練習する姿が見られました。
この後、今日の復習として5人ずつで「上を向いて歩こう 涙がこぼれないように」までを交互に叩き、聞き合いました。
こうして2回目の練習は終わりました。
今日の練習で使用したリンディックは、調律が終わっているので保管場所へ移動させ、練習したいときに使えるようになりました。
次回の練習は2月13日の予定です。
成澤先生は自宅の工房で、次回の練習までに残り10台のリンディックの調律作業を進められるそうです。4年生は、学校にあるリンディックを使って自主練習に励みます。
15台のリンディックが奏でる「上を向いて歩こう」に乞うご期待!!
継続取材を受けています!!
1月25日の楽器組み立ての記事をよく見ると、テレビカメラが入って授業の様子を撮影しているのがわかります。
【1月25日のHPより】
【初公開の写真①】
【初公開の写真②】
実は、MRT宮崎放送様が、成澤先生の活動の様子を取材されており、その一環で本校の4年生の授業を継続取材されているのです。
2月8日の練習の際も、成澤先生より少し早く到着され、成澤先生が学校に到着するシーンから撮影しようと準備されていました。
【校門で成澤先生の到着を待つ皆さん】
【2月8日の取材の様子①】
【2月8日の取材の様子②】
2月20日の参観日での演奏発表までを取材し、その後、報道情報番組Check!で放送されると聞いています。
放送日が決まりましたら、改めてお知らせしたいと思います。
2月20日の発表に向けて~練習開始~
2月8日(木)
今日から練習が始まりました…と言っても、全員がリンディックの練習を始めたわけではありません。
成澤先生のお話だと使用している竹が完全に乾燥していないため、気候の関係で調律をしても翌日音が変化する状況にあり、作った楽器の調律が完了していないのだそうです。全てのリンディックの調律が完了するには、もう少し時間が必要とのことでした。
そこで、昨日はリンディックで演奏する曲を覚える練習を行いました。
その曲は、坂本九さんが歌った「上を向いて歩こう」です。
【「上を向いて歩こう」の歌詞をみんなで読んでいます】
当然のことですが、昭和の曲ですので子どもたちの認知度は低く、知っている子どもはいませんでした。
しかし、曲を聞かせてもらうと互いに顔を見合わせ、知ってる曲?というようなリアクションを見せている子どもたちもいました。
曲の感じがつかめたところで、成澤先生のギターに合わせて歌い、最後の方では何人かがリンディックでメロディーを演奏することに挑戦しました。
成澤先生から「お家の人と一緒に練習しておきましょう」との言葉もありました。
成澤先生がこの曲を選んだのは、多くの方に愛された曲だから、発表会の日にお見えになった保護者はもちろん、祖父母の皆様にも楽しんでいただけると考えられたからのようでした。
ぜひ、ご家庭でもお子さんと一緒に「上を向いて歩こう」を歌ってみてください。
この曲はきっと、子どもたちにとってもご家族の皆様にとっても思い出の1曲になると思います。
練習に向けて~楽器作りの最終段階~
2月7日(水)
長野県の方で演奏活動をされていた成澤先生が宮崎に戻ってこられ、明日から始まる練習に向け、調律を行い、竹の部分を叩いて音を出す道具(ゴム製のマレット)を作る作業が行われました。
まずは、打合せをして、作業内容を確認し、役割分担をされていました。
調律は成澤先生でないとできないので、協力いただける方にはマレットの材料になるゴム製のボールに穴をあける作業と持ち手の部分の棒を切り分ける作業を担当していただくことになりました。
穴のあけ方や持ち手となる棒の長さを確認し、作業が始まりました。
明日からの練習に備え、成澤先生や協力者の方々が作業を始めたと聞きつけた4年生が作業場へ駆けつけてきました。
【何が始まるのか、話に耳を傾ける4年生の子どもたち】
【目の前で試作された手作りマレットに触れる子どもたち】
【これが手作りのマレット】
【ボールに慎重に穴をあけます】
【棒の長さが同じになるよう切り分けます】
子どもたちは成澤先生から、調律の仕方について説明を聞きました。
【調律にはスマホが使われていました】
竹の部分を叩きながらチューナーで音の高さを確認し、竹を削り、作りたい音に調律していくのだそうです。
このチューナーでは、子どもたちの声の高さも音として判断できるということで、早速試していました。
「あなたの声はミの音だね。」「あなたはレだね。」と言われ、自分の声の高さを意識して話すことなどない子どもたちは、みんな驚いていました。
その後、子どもたちは、皆さんの作業の邪魔にならないよう「お願いします」や「ありがとうございます」と声をかけ、教室に戻っていきました。
子どもたちが帰って行った後も、黙々と作業を続けてくださる皆様。
学校を支える地域の力に感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます。
いよいよ明日から練習が始まります。
楽器作り番外編~昼休み~
1月25日(木)
給食が終わり、大学へ戻るはずの皆さんでしたが、急きょ、昼休みに本校の子どもたちと一緒に遊んでくださることになりました。
喜んだのは4年生。
どんな遊びをするかさっそく相談が始まりました。
どうやら、鬼ごっこに決まった様子。
全速力で逃げる大学生の皆さんを必死に追いかける子どもたちの姿は、どちらもとても楽しそうでした。
その後、再び、相談が始まりました。
この後、サッカーをやるグループとドッチボールをやるグループに分かれ、思い切り昼休みを満喫していました。
他の学年の子どもたちも大学生に興味津々で、仲間に加わって遊んでいました。
大学生の皆さんは、子どもたちの声に耳を傾け、全力でこどもたちと遊んでくださいました。これは、一足先に大学に戻られた皆さんも同じでした。
この出会いは、きっと子どもたちの記憶に残るだろうな…と思いました。
宮崎大学地域資源創成学部の皆様、本当にありがとうございました。
楽器作り番外編~交流給食~
1月25日(木)
これまでの感謝の気持ちと、今日出会えた喜びを分かち合うために、4年生の子どもたちは、協力いただいた皆様(地域の方々、指導者の成澤様、宮崎大学地域資源創成学部の学生さんや先生方)と一緒に給食を食べました。
はじめはぎこちなかったのですが、徐々に会話も弾み、楽しい時間を過ごしました。
いつもは「もぐもぐタイム」で食べることに集中する時間も、今日は特別に会話を楽しんでもらいました。
いつもとは違う場所とメンバーでの給食はきっとおいしかっただろうと思います。
楽しい時間はあっという間に終わり、給食が終わる時に皆さんと「さよなら」のあいさつをした4年生でした。
楽器作りスタート!!
1月25日(木)
今日はいよいよ楽器の組立を行いました。
今朝は一段と冷え込み、体育館での作業が大変だろうと、早朝からストーブの用意をして、少しでも温かくなるよう準備しました。
授業のスタートは9時20分からですが、8時には地域の協力者の方々や指導者の成澤様が来校され、事前準備がスタートしました。
【授業本番で作業がスムーズに進むよう、入念に打合せを行われていました。】
授業が始まりました。
まずは、これまでこの学習のために多くの時間を費やし準備をしてくださった地域の方々や保護者の皆様、そして遠路応援に駆けつけてくださった宮崎大学地域資源創成学部の皆様へ、子どもたちが感謝の気持ちを伝えました。
【自分たちの思いを一生懸命伝えていました。】
【子どもたちの思いに耳を傾けてくださる協力者の皆様】
その後、成澤様より楽器作りについて説明がありました。
いよいよ作業スタートです。
今日は、子ども1人と大人1人がペアになり、15人一斉に作業を行えるようにしました。
保護者と一緒に作業する子ども、大学生の皆さんと作業する子どもといましたが、なかなか難しい作業を協力して進める姿がたくさん見られました。
成澤様や地域の方々の支援を受け、約1時間作業を行い、少しずつ楽器の形が見えてきました。
作業終了後、一台ずつ別室に運びこみました。
体育館内を片付け、終わりの会に入りました。
会の途中で子どもたちから協力いただいた皆様へ2月20日の発表会への案内状が渡されました。
大学生の皆さんは、その場で招待状を読んでくださっていました。
楽器の完成には至りませんでしたが、楽器の組立作業を通して、学校(子どもたち)が保護者や地域と更につながりを深める機会になったのではないかと思いました。
本日作業にご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
明日、組み立て作業の続きを行います。
15台の完成を目指して、もうひと踏ん張りです。
楽器作りに向けた準備~4年生編②~
1月24日(水)
今日の昼休み、いよいよ明日に迫った楽器作りに向け、4年生が前日準備をしていました。
土台を並べた子どもたちは、明日の授業に向けたリハーサルをしていました。
4年生の子どもたちの中には、下校時に今回の活動に協力してくださっている地域の方にお礼を言う子どももいるようです。
地域の方からも喜びの声が届いています。
今回の活動が、子どもたちと地域の方をつなぐきっかけになっていることを実感しています。
楽器作りに向けた準備~大人編③~
1月22日(月)
25日(木)の楽器組立を前に、学校では土台に色を塗る作業が進められています。
19日、作業場となっている旧校舎を覗くと誰もいないのですが、作業が進んでいることはよくわかります。
今日はようやく外で作業をされている姿を見ることができました。
上の写真はお昼前に撮影したものですが、夕方にはすべての土台の色塗りが完了したと報告がありました。
25日には、この土台に竹をセットしていく予定です。
多くの方に支えられてこの学習が進んでいることを実感しています。
授業開始!!
1月17日(水)
今日の4~5時間目に、成澤先生をお招きして、4年生の竹の楽器作りの学習が始まりました。
まずは、これから授業をする中で、子どもたちの名前を覚えたいという成澤先生の要望で、子どもたちの自己紹介から始まりました。
その後、地図帳でインドネシアの場所を確認したり、これまでにUPされた動画を見ながらインドネシアの話を聞いたり、楽器の説明を聞いたりしました。
成澤先生がバリ島で学んでこられた音楽も聞かせていただきました。
子どもたちの目は、Rindik(リンディック)を演奏する成澤先生にくぎ付けでした。
この後、一人ずつ、成澤先生が現地から持ち帰られたRindik(リンディック)を演奏体験させてもらいました。
最後は担任の先生も挑戦しました。
教室に響く、優しいRindik(リンディック)の音色を聞きながら、これから始まる楽器の組み立てや曲の練習がとても楽しみになりました。
1月25日には、保護者や地域の方々の思いの込められた楽器が組み立てられます。
楽器作りに向けた準備~大人編②~
1月16日(火)
楽器作りに向けた準備がどんどん進んでいます。
※13日(土)~15日(月)については取材が十分できていないので、写真もあまりません。ご了承ください。
土日には、鉈で竹を割る作業が行われていたようです。
失敗しないよう、まず見本を使い、鉈で竹を割る作業を試されたようです。
よく見ると、竹に見本の「見」という字が見られます。
土日にはこの他にも、土台を作る作業まで進めていただいていたようです。
【 立派な土台を作っていただきました。ありがとうございます。】
このように、多くの協力をいただき、作業工程が予定より進んだこともあり、追加の作業ができる時間が生まれ、15日(月)~16日(火)には、よりよい楽器にするために「油抜き」の作業が行われました。
油抜きの作業をするために、半分に切ったドラム缶に水を張り、お湯を沸かします。
【このドラム缶も急きょ調達してくださいました。】
沸騰したら、そこに竹を入れ、15~20分ほど茹でます。
【ぐらぐらと沸いたお湯の中で竹を茹でます】
お湯につからない部分には直接お湯をかけます。
茹でた竹は、1本1本拭き上げ、乾燥させます。
この後、下の写真の赤丸の斜めにする部分を作るために、のこぎりで斜めに切ります。
まずは、切り込みを入れる部分に印を付けます。
印を付けたら斜めに切っていきます。
本日、午前中で油抜きの作業も終わり、午後からは土台に竹を並べ、竹を置く場所に印を付ける作業が行われました。
学校では、明日から始まる授業に向け、4年担任と成澤様が打合せを行いました。
これらの準備が整ったところで、いよいよ明日から子どもたちの授業が始まります。
楽器作りに向けた準備~大人編①~
1月12日(金)
子どもたちが、楽器の保管場所の片付けが終わった頃、インドネシアのバリ島でRindik(リンディック)の演奏方法や作り方を学んでおられた成澤けやき様が、帰国されました。
来校され、子どもたちと顔を合わせた後、竹を保管していただいている地域の方のお宅へご案内しました。
私たちも知らなかったのですが、この日の朝、PTA役員の方と一緒に不足する竹を追加で切り出して来られたり、竹の汚れを洗ってくださったり、指定された大きさに切り分ける作業をしてくださっていました。
【PTA役員さんたちも協力して1本1本丁寧に洗ってくださっていました。】
【ビフォーアフター:左側が洗う前のもの。右側が洗った後のもの。】
洗う前と後ではその差は歴然としています。
さらには、この竹を切り分け一人分ずつセットにして分けてくださっていました。
【一人分ずつセットにして壁に立てかけられている竹】
一方、成澤様は今後の作業計画の打合せのため、現地から持ち帰ったRindikを使って楽器の構造の説明をし、組み立てられていました。
いよいよ楽器作りに入るのですが、屋外に置いておくと竹が傷む心配があるため、一度学校に持ち帰り保管することになりました。
一人分ずつひもで縛り、軽トラックに乗せました。
学校に持ち帰った竹は、本校の技術員の先生や事務の先生の手により、4年生の子どもたちが片付けたばかりの部屋に保管されました。
竹の上部に、ガムテープが貼られ、アルファベットと数字が書いてあります。
これは、今後作業をする際に竹が混在しないようにするための工夫です。
今後の作業を円滑に進めるための様々な工夫は、職人として培われたご経験によるものなのだと考えますが、私たち教師が行う教材研究に通じるものがあると感じました。
子どもたちの学習を支えるためにここまでしていただけるのは「地域愛」以外のなにものでもないと思いました。
やはり、学校は地域と共にあるのだと実感しました。
私たち学校も、頑張ります!!
楽器作りに向けた準備~4年生編①~
1月12日(金)
竹を切り運び出す作業、鉈で竹を割る作業等の大がかりな作業への参加は難しい4年生の子どもたち。
ですが、子どもたちにしかできない準備もあります。
Rindik(リンディック)の組み立て作業が始まる1月25日までに、楽器の保管場所を確保しなければなりません。
学級で相談し、体育館に隣接する旧校舎の一部屋を整理することになりました。
【1列に並んで旧校舎へ移動】
楽器を置く予定の部屋にはいろんな荷物が置かれていました。
4年生の子どもたちは、教頭先生とどのように片付けを行うか相談しました。
【片付け方について教頭先生と相談する子どもたち】
いよいよ作業が始まりました。
まずは、室内の片付けから始めました。
置いてある物を移動させて、楽器を置くスペースを確保しました。
【声を掛け合いながらの作業】
【運びにくい物を運ぶ時も声を掛け合いました。】
「もっと楽器を置く場所を確保しよう!!」と、ろう下の荷物も移動させました。
気付くと、仕上げに掃き掃除をする子どもの姿がありました。
そんな時、「ちり取りを借りてきます。」
と、児童クラブの先生のところへ率先して清掃用具を借りに行く子どもたちの姿もありました。
こうして、部屋の片づけは無事に終了しました。
それでは、子どもたちが頑張って片付けた部屋のビフォーアフターをご覧ください。
【ビフォー:片付け前】
↓
【アフター:片付け後】
本当にあっという間に片付きました。
このように「自分たちにできることは自分たちでやる」という経験が、子どもの自立につながると思っています。
この楽器を作ります!!
1月12日(金)
昨日、竹を切り出してきましたが、今日は子どもたちが作る楽器を紹介します。
Rindik(リンディック)という楽器です。
【表の写真です。真ん中の部分を叩いて演奏します。】
【裏面の写真です。右側の部分は音階を作るために、鉈でそぎ落としてあります。】
【横から見た写真です。竹の太さや削り具合が微妙に違いますね。】
来週から保護者や地域の皆様に協力いただき、鉈で竹を割る作業を行います。
その前段の作業(竹の切り分け)を地域の方が引き受けてくださっています。
ぜひ、学校・家庭・地域が一体となって楽器を作り上げていきたいです。
活動スタート!!
1月11日(木)
4年生はこれまでの総合的な学習の時間において、人口減少にある都農町を、都農東小学校を魅力あるものにするために、自分たちに何ができるかを考え取り組んできました。
3学期は、総合的な学習の時間等で地元の竹を使って楽器を作り、演奏し、地域を元気にするという取組を行います。(だから、BAMBOO MUSIC MIYAZAKIという名称がついています。)
楽器作りや演奏の指導は、9月に鑑賞教室でお世話になった成澤けやき様にお願いし、インドネシアのバリ島に伝わる竹製の打楽器を作り、演奏指導をしていただくことになっています。
今日は、楽器を作る竹の切り出し作業が行われました。
4年生の子どもたちはこの作業には携わらないのですが、ご協力いただく皆様に伝えたい気持ちがあるということで、玄関前にやってきました。
お仕事を休んできてくださった皆様への感謝の気持ちや、作業の際の安全を願う言葉、2月の発表会に来てほしいなど、子どもたちは自分の素直な気持ちを伝えていました。
子どもたちに見送られながら、4年生の保護者や地域の方々とともに、竹のある場所へ移動しました。
現場には、一足先に到着し作業を始めておられた2名のPTA役員さんの姿がありました。チェーンソーで竹を切ってくださっていたので、作業を円滑に進めることができました。合計12名で作業を行い、1時間半ほどで竹の切り出し作業を終えることができました。
【チェーンソーで切った竹を道路まで運び出します】
【枝葉を落として作業をしやすくします】
【切った竹に印を付け、軽トラックで運びやすい大きさに切ります】
【切った竹を軽トラックに積みます】
切り出し作業が終わりに近づいた頃、切り落とした竹の枝葉を使って、道路の掃除もしてくださいました。おかげで、路上に落ちていた竹の枝葉などがなくなり、道路を使用する地域に皆さんにご迷惑をかけずにすみました。
切り出した竹は、この後の作業も手伝ってくださる地域の方のところへ運びました。
運び込まれた竹は、この後、指示された大きさに切り分けられます。
今日の作業について、参加者全員で事前に綿密な打ち合わせは行っていません。
全員が周囲の状況を見ながら、自分がどのような作業をすればよいのかを判断し、行動してくださっていました。だからこそ、短時間で作業が終了したのだと思いました。
作業に参加してくださった皆様は、子どもたちの学習を支えるために通常のお仕事に折り合いをつけて今日の作業に参加してくださいました。子どもたちを思ってくださる皆様には感謝しかありません。
本日、作業にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
来週は、音階を作るために鉈で竹を割るという作業があります。
楽器にするためには1人あたり11本の竹が必要で、15人分になると165本になります。引き続き地域の方や4年生の保護者の方々の協力をいただきながら、成澤様のご指導のもと、加工していきます。
いろんな方々の力を借りて、このような大きな取組ができることを幸せに思うと同時に、保護者や地域の協力が得られる本校だからこそ、できる取組だとも思っています。
都農町の竹でインドネシアのバリ島に伝わる伝統の竹の打楽器を作り、その楽器で4年生の子どもたちが音楽を奏でる姿を想像するとワクワクが止まりません。
学習計画では、2月20日の参観日にこの楽器で演奏することをゴールとし、BAMBOO MUSIC MIYAZAKIの活動を進めていきます。今後も、この活動の様子をこのBAMBOO MUSIC MIYAZAKIのコーナーでお知らせしていきます。どうぞお楽しみに!!