財光寺小学校からのお知らせ

「鑑よ かがみ」

昨夜(11月12日)は、
日向工業高校の藤本校長先生を招いて教育講演会を行いました。
 タイトルは、「鏡よ かがみ」
 「いい子」って、どんな子ですかの質問で始まりました。 
もちろん、参加者全員のいい子が同じイメージではありません。 
挨拶が出来る子、優しい子 答えを出そうとしますが、完全ではありません。
 私も答えに窮してしまい、もしかしたら、
いい子は親にとって都合のよい子になっているかも知れないなと
自分の子育てを反省しました。

 「立派な子」となると、また違うことを考えさせられました。 
 私の考える「立派な子」は、レジリデンスのある子です。 
 失敗にめげずに、立ち上がり再チャレンジする子です。
 今、就職後3年未満で離職する子供が考えられないほど増えています。
残念ながら、経営者の皆さんとの話では、失敗にめげる、失敗は周りのせいだと思う、自分の想いを伝えられない子が増えているそうです。
 学校は、安心して失敗が出来る場所
 失敗して、失敗して、責任ある大人を作っていくところ。
 子供自身が解決できる力をつけるところ。
 なかなか忍耐もいりますが、育ちを待つことも大切です。
 無理に殻を破ると、中のさなぎは死んでしまいます。
 人生は何度も殻を破ることを課せられます。
 初めて、立てた日、歩いた日
 失敗の繰り返しで殻を破った日がたくさんありました。
小・中・高校で自分で殻を破る経験を重ねて、社会で出会う硬い殻も破れる人間に育って欲しいと思いました。

 最後にタイトルの
 「鏡よ かがみ」
目の前にいる我が子は、親を映しているという話。

 自宅に帰って、遠く離れた成人した息子と久しぶりに電話をし、
自宅にいる次男の寝顔を見ながら、申し訳ないなと反省しきりでした。