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みかんの授業

朝晩がめっきり涼しくなってきました。

こんな時期に手を伸ばしたくなるのがみかんです。

塩見地区には「ひょっとこみかん」を生産する農家さん方がいらっしゃいます。

その農家さん方が、3年生に「みかんの授業」を行ってくださいました。

 

授業を行ってくださったのは、高森山集落の黒田さんをはじめとする5名の皆さんです。

子どもたちの関心を惹くために、クイズから始まりました。

①温州みかんはどれ?

最初の問題はウォーミングアップ。

全員正解でしたが、グレープフルーツを「マンゴー」という子もいたのはご愛嬌。

 

②みかんの枝はどれ?

なかなか難しいと思いましたが、みかんの枝も3グループとも正解しました

「うちでも作っているから分かる」

「見たことある」

さすが塩見っ子! 生活経験が生きています。

この「みかんの枝クイズ」の中に、からたちの枝が混じっていました。

この「からたち」こそポイントで、みかんの木は、からたちに「接木(つぎき)」して育てるのだそうです。

写真を使って、接木して2年目、5年目、10年目の生長の様子を紹介してくださいました。子どもたちは興味津々です。

 

次に、みかんの1年間の生活について教えていただきました。

1年間を5つに分け、みかんはどんな状態なのかをグループで予想します。

休眠期や開花期、収穫期などを予想するのですが、一つのグループは全問正解!

思わずガッツポーズが出ました。

このように、みかんを育てるには様々な工夫や苦労が伴います。

しかし、消費者の「おいしい」を楽しみに生産している皆さんの熱い思いが伝わる内容でした。

最後に、生産者の皆さんの思いが詰まった「ひょっとこみかん」を頂き、子どもたちも大喜び。

黒田さんをはじめとした高森山集落の皆様、貴重な授業をありがとうございました。