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命の大切さを考える集会

近年、全国的に、自ら命を絶つという悲しい選択する子どもたちが増えてきています。その選択をしてしまう心情は本人しか分からないのかもしれませんが、命の尊さについて立ち止まって考えていたら、もしかしたら違う結果になることがあるかもしれません。

学校教育の現場では、命の尊さ、大切さについて改めて考える時間が設けられています。今日は、戦争や平和をキーワードに「命の大切さを考える集会」を行いました。

 

【1~3年生】 

本校の学習指導等支援教員が「へいわってすてきだね」という絵本の読み聞かせを行いました。絵本のもとになったのは、沖縄の小学1年生が書いた文章だそうです。

子どもたちは真剣に聞き入っていました。

その後、周りの友達と平和についての意見交換したことを全体で共有しました。

 

【4~6年生】

小学2年生のころに終戦を経験したという甲斐誠二様(浦添国民学校学童集団疎開日向交流会事務局長)にお越しいただき、終戦前後の日向市の状況についてお話しいただきました。

集団疎開の様子、財光寺にあった飛行場から特攻隊が飛び立っていったこと、空襲警報、終戦を親から聞いた時の様子など、とても詳しくお話しくださいました。

驚くほど鮮明な記憶です。その当時の印象が強烈だったことが分かります。

甲斐様は、お話の最後に

「戦争は人の人生を狂わせる。命を無駄にする。絶対に戦争はしてはいけない。意見が食い違うときは徹底的に話し合うことが大切。」

と子どもたちに話してくださいました。

生と死が隣り合わせの中で生きてこられた言葉に、子どもたちもきっと感じることがあったはずです。

甲斐様、貴重なお話をありがとうございました。