令和6年度あいさつ
 本校は、明治7年に美々津県庁跡の庁舎を借り受け創立された、歴史と伝統のある学校です。
 美々津地区は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、江戸時代末期から昭和初期にかけて建てられた家屋が並んでおり、古の時代にタイムスリップしたような気分を味わうことができます。
  また、神武天皇が東征の際、この地から船出されたと伝えられており、本校児童は毎年旧暦8月1日の明け方に、短冊飾りのついた笹を手に町の家々の戸を「起きよ、起きよ。」と叩いて回る「おきよ祭り」に参加しています。このほかにも児童や生徒が地域の行事に参加する機会は多く、地域の方々の学校に対する思いや期待も大きいものがあります。

 日向市には「カムくん」という「ひゅう
がお舟出プロジェクト」のイメージキャラクターがいます。これは、神武天皇の諡(おくりな)である「カムヤマトイワレヒコノミコト」と、たくさんの人に訪れて欲しいというカム(COME)、歓迎を意味するWELCOMEをかけて命名されたものです。学校便りのタイトルにもなっています。
 そこで、本校ではこのカムくんにあやか
って、地域の方々に学校をより身近に感じていただき、地域の方々が足繁く通うような学校となるよう、コミュニティスクールの充実を図り、「開かれた学校」から一歩踏み出して、地域と目標やビジョンを共有し、地域と一体となって子どもを育む「地域から信頼される学校」づくりに取り組んでまいります。

 令和6年度(令和6年4月1日現在)の
在籍児童は44名で、明るく素直で、毎日仲よく学習や運動、その他の活動に取り組んでいます。「確かな学力を身に付け、豊かな心をもち、たくましく生きぬく児童の育成」を学校の教育目標に掲げています。また、6年生が考えてくれた「仲良し 協力 思いやり 希望あふれる美々津小」をスローガンにしています。本年度も、全職員一丸となって取り組んでまいりたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
 
                      校長 小野原康人