作品選

3/1 学園詩壇 中馬宣明選

アメンボ

甲斐 柚菜

つかまえたくても

つかまえられない

忍者のように

ういている

 

つかんだと思っても

手のすき間から

水といっしょに

にげていく

 

何もなかったかのように

水面をすいすい

泳いでる

アメンボはのんきだな