日誌

ありがとうございました。

 14日(火)、先日行った「稲刈り」に続き、「脱穀」作業を5年生が行いました。今回も甲斐栄さんご夫妻にご協力いただき実施しました。

 詳しい内容は、学園ニュースでご報告いたします。
 ここでは、私が特に感心した道具についてお伝えいたします。機械化された現代では、もちろん農業においてもあらゆる作業が機械で進められます。甲斐さんのお宅にも田植機やコンバイン、脱穀機などたくさんの機械が準備されていました。1台数百万という金額に目を丸くしますが、必要なものとなれば仕方ないわけです。

 作業を始める前に、子どもたちに貴重なものを見せていただきました。機械化する以前の道具の移り変わりを現物で紹介していただいたのです。千歯こきやとうみなど私が子どもの頃には農家の一角に必ず置いてあったものです。
 今では歴史資料館などでしか見られなくなってしまいましたが、甲斐さんの家には、しっかりと手入れをされたものが残っています。甲斐さんのお宅では、3年ほど前まで牛を飼っていらしたそうで、今でも小屋にその名残が感じられます。

 農業という生業が、生活と密接に関係していたことが一目で分かるつくりになっていて、とても興味深いものです。稲作という作業を体験できるだけでなく、こうした生活や仕事とのかかわりも学ばせていただける甲斐さんご夫妻に、改めて感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。