日誌

今、学校は・・・番外編(小原分校)

 旧北郷小学校は、明治40年に地域の5つの小学校が統合されて設立されたことは、前々回の本コーナーでお伝えしました。今回は、そのうちの一つ「北郷小学校小原分校」をご紹介します。残念ながら旧北郷小を除く残りの学校は、今現在当時の面影を見つけるのが難しい状況にありました。日を改めてご報告できればと考えています。
 さて、小原分校は明治31年2月に創立され、明治40年に北郷小に統合され分教場となりました。大正13年校舎が全焼し、新築されました。戦後の昭和22年に北郷小学校小原分校と改称し、昭和48年北郷小学校に統合されるまで、地域の学校として愛されてきたようです。75年の歴史には、教職員と児童、保護者、地区住民の学校に対する熱い思いが刻まれています。
 写真は、正門入り口から旧校舎跡地を見た様子。階段を上がっていくと運動場と校舎跡の施設(小原公民館)、プールが残っています。
 校門から見た敷地内です。奥の建物が現在公民館となっています。また、同じ敷地内には、本校小学部の教頭先生の住宅もあります。運動場は静かなたたずまいで、今でも地域の憩いの場となっています。門柱には「北郷小学校小原分校」としっかりと刻まれています。

 校門から小原地区を臨むと、今でも子どもたちが集まってきそうです。学校が地域とともに歩むのは、今も昔も変わらないことを実感します。