日誌

秋の風物詩

 彼岸花が校庭やその周辺に咲き始めました。
 この花を見ると、妙に心寂しくなります。鮮やかな色の花なのになぜか、もの悲しくなるのです。これといった思い出があるわけではないのですが・・・。子どもの頃に見た「日本むかし話」の影響でしょうか。唯一思い出せるのは、小学校のときに下校途中の道すがらに咲いていたことくらいです。5~6㎞ほどの道を毎日歩いて通学していました。田舎の田んぼの畦道や土手には、いつの時期も季節の植物が満載でしたが、彼岸花もその一つでした。夏から秋に変わる空気とともに現れるこの花に季節の移り変わりを見ていたのでしょうか。
 ところでもう一つ。
 本校の校庭には、大きなイチョウの木があります。

 堂々としたその立ち姿は、いつも子どもたちをおおらかに見守っているかのようです。じきに鮮やかに色づくことでしょう。そのときはまたお知らせしたいと思います。
 ところで、校庭に出るとこの木の方から独特な臭いがしてきます。この木が大好きな子どもたちも、さすがにこの時期はあまり近づかないようです。その原因は、

 大量のギンナンが落ちているからのようです。食材としてはとても重宝なのですが・・・。そういえば、ずっと以前勤めた職場では夕方になると地域の方が通りがかりに拾っている姿を見かけることもありました。古き良き時代だったのでしょうか。
 さて、このギンナンをどうするか。これはこれで思案どころです。