先日、「ようこそ先輩」と題して、卒業生の話を聞く機会を設けました。参加したのは、7~9年生、今回招いたのは、現在美郷町を離れ自分の夢に向かって努力している宮崎南高2年の海野紗香さんと神戸女子短期大学2年の柄桃香さんです。
二人は自身の在学中の様子や今の自分の生き方・考え方、これからの夢を語ってくれましたが、二人の話を聞く中で、ある共通点に気が付きました。高校のオープンスクールへの積極的な参加、部活のマネージャへの挑戦や生徒会への立候補等の経験を話す中で
「自分から新たな(未知の)環境にかかわりをもつ」
「そこで出会った人々と積極的にコミュニケーションを図る」
ということを大切にしてきたということでした。
以前「AI(人工知能)が人間の職業の多くに進出し、10年~20年後、約47%の人の仕事がなくなる」という論文が大きな話題になりました。それでも必ず残る仕事はある。その一つが「人と接する仕事」だそうです。その理由として「この仕事には、人が見せる表情やその場の雰囲気など読み取りながらコミュニケーションを図る力が求められるが、この力だけはさすがにAIでも無理だ。」ということのようです。
未来について考えたとき、この二人の卒業生が語ってくれたことは、かつて経験したことのない社会が訪れる中で自分らしく生き抜くために必要なとても有難いメッセージだったのではないかと思いました。