学校の様子

保健指導

 今日、朝の時間に保健指導を行いました。県内ではインフルエンザや感染性胃腸炎等が流行しています。手洗い・うがいが感染症予防の基本ですが、今回は身体の機能を知らせ、そのことから考えられる感染症の予防法を指導しました。
 まず、クイズを出しました。「鼻と耳にはあって、口にはないものはなんでしょう?」というものです。正解は「毛」です。鼻の毛は、鼻の中の粘膜によって空気の湿度や温度を調節します。また、細菌を直接身体の中に入れない働きもしています。しかし、口には「毛」がありません。そのため、口から息を吸うと細菌などが直接身体の中に入ってきます。ところが、のどの奥には「繊毛」という毛があります。その「繊毛」が細菌などを身体に入れないように働いてくれているのです。ありがたい働きをしていくれる「繊毛」ですが、弱点があります。ある季節が苦手なのです。その季節は冬です。「繊毛」は空気が乾燥すると、動きが弱まります。したがって、今の時期はかぜ等をひきやすい時期なのです。「繊毛」が元気に働くには、身体の中に入ってくる空気を乾燥させない工夫が必要です。そこで、どのような工夫が必要か子どもたちと考えました。

① マスクをする。
② うがいをする。
③ 鼻で息をする。(鼻呼吸をする)
④ 湿度を保つ。(ストーブの上に水を入れたやかんを置く)

 簡単にできるこの4つの方法を取り入れて、この冬を乗り切って欲しいと思います。


【冬休みまであと12日、元気に過ごしましょう】