移り変わる自然を残す

 少しずつ紅葉を見られるようになった10月、1週間違えば周りの風景もずいぶんと違い、今だけしか見られない風景もたくさんあります。それらを自分たちの目で見て、お気に入りの風景をスケッチするという取組が先週から行われています。今日も子どもたちは、探検バッグに画用紙を挟んで荒谷の自然の中に飛び出していきました。
 学校からさつまいも畑に通じる小道を上り、お茶畑のところから風景をスケッチしている子どもがいたり、学校の下の道から向かい側の山を書いている子どももいたりしました。何気なく見ていた風景に「描きたい」という気持ちを込めることで、自然の変化や美しさを感じたり、新たな発見をしたりする時間になるのではないでしょうか。


   【今日はとっても気持ちのいい秋晴れでした】


  【同じような場所でも、見ているものは違います】

 運動場に戻ると、砂場にお団子がいっぱい並んでいました。ほとんどが昼休みに1年生の女の子が作ったものだそうです。どんなおしゃべりをしながら作ったのかなぁ、一列に並べたのには理由があるのかなぁ等、このかわいらしいお団子を見ていると、その時の様子を想像したくなりました。
 また、風に吹かれて舞う落ち葉を見て「落ち葉が追いかけっこしてるみたいや。かわいい~」と6年生の女の子が言っていました。とってもステキな見方だなぁと思いながら、落ち葉の追いかけっこをみんなで見ていました。


【まあるい、おいしそうなお団子】

 お団子がある砂場から空を見上げると、イチョウの葉が空を隠していました。直視できない太陽も、イチョウの葉を通して見ると所々キラキラ輝いています。外に出たからこそ感じられることを、この豊かな自然の中で五感を使ってたくさん感じて欲しいと思います。


【秋が深まるとイチョウの葉も紅葉してくることでしょう】