学校の様子

稚魚の放流

 今日の午前中、野川谷川(のうごうがわ)で稚魚の放流を行いました。この活動は諸塚漁協主催で、九州電力と耳川水力安全環境協議会が後援を受けて行ったもので、稚魚の放流を通して、ふるさとの川を大切にする気持ちを高め、自然を守ろうとする態度を育てることが目的です。

 午前10時に、子どもたちが大好きな、通称「なばバス」に乗って野川谷川まで行きました。保育所生も参加するため、同じバスに乗りました。保育所生の元気な声がバス中に響き、小学生と同様保育所生も稚魚の放流を楽しみにしている様子が伝わってきました。
 
 野川谷川に着くと、たくさんの方々がお越しくださっていました。「あ!じいじだ」とおじいちゃんを見つける子どももいました。また、箕舞を教えてくださる地域の方や、前PTA会長さんもお越しくださっていました。
 開会式では、九州電力の方から「今日は川に恩返しをする日です」とお話がありました。また、耳川の生き物についてのお話もしていただきました。野川谷川の水が山から流れてきたものであること、その川が耳川につながり、それが海につながっていること等、自然のサイクルについても学習し、いよいよ稚魚の放流です。稚魚は10㎏(約1500匹)のアユの稚魚です。小さいサイズを想像していましたが、蓋を開けると大きな稚魚が元気にピチピチ跳ねていました。それをそーっと川に放しました。

【耳川に生息している魚も紹介してくださいました】


【元気がよすぎて、バケツから川に飛び込む稚魚もいました】

 その後、しばらく河原で遊びました。石を集めて川の水を溜めたり、水に触ったりしていました。閉会式の中で子どもたちは「アユに『大きく育ってね』と言って放流しました。すると生き生きと川の中で泳いでいきました」、「九州電力の方々は山や川を守っていることを初めて知りました。自然を傷つけないように自分にできることをしたいです」、「今年の夏にアユがどれだけ大きくなったか見に行きたいです」等ふりかえりを発表しました。
 稚魚の放流を通して、自然の仕組みを知ったり、今まで知らなかった九州電力の方のお仕事も知ることができました。そして、自然を大切にしていかなければならないということも改めて感じていました。


【これからも、きれいな耳川を守るためにできることを考えていきましょう】


【その後、あこがれの「なばバス」で学校まで帰ってきました】