諸塚村立荒谷小学校
学校の様子
いつどこで遭うか分からない地震
1923(大正2)年午前11時58分、関東大震災が起こりました。この地震はマグニチュード7.9と推定される巨大地震であり、死者10万5385名、全潰全焼流出家屋29万3387に上ったそうです。
それから91年、今でも日本各地で地震が頻発しています。つい先日も日向灘を震源とする地震が起きたばかりです。防災の日の今日、本校でも地震の避難訓練を実施しました。地震を知らせる放送が鳴ると、子どもたちは机の下に身体を隠していたようでした。そして、地震の揺れがおさまったことを知らせる放送が聞こえると、頭を守りながら運動場に避難をしました。
【隣の保育所生も一緒に避難しました】
その後、校長先生からのお話がありました。まず広い場所に出て、逃げる時は歩かずに小走りで避難するよう指導がありました。次に地震が起きた時の身を守る方法を教えてくださいました。子どもたちは、地震が起きた時に机の下に隠れましたが、その隠れ方のポイントです。
○ 机の脚の対角線を手で支える。
○ 机の脚を支える時は上の方をもつ。
○ 顔は上を向けておく。(状況を確認する)
これらのポイントを踏まえて、机の下に身を隠すと「おさるさんのポーズ」のようになるそうです。子どもたちには「おさるさんのポーズ」として学習しました。
【命を守る学習です。真剣に聞きましょう。】 【これが「おさるさんのポーズ」です】
次に、広い所で地震に遭った時の身の守り方です。これは手を頭で隠して「だんごむしのポーズ」というそうです。
【この時、お尻は地面に付けません。すぐに動けるようにです。】
最後に、火事が起きた時の「煙に巻かれないポーズ」です。地震の時には、時に火事も起こることもあります。煙を吸わないように、腕で鼻と口を覆います。
【ハンカチが手元になくてもこうすれば、煙を吸わずにすみます。】
また、登下校の最中には危険箇所を確認しながら歩くようにお話がありました。道路に石が落ちている所は、地震が起きた時等には土砂崩れが起こる恐れがある場所であり、広い道や広い場所は安全であるということを指導していただきました。日頃から常に危機意識をもって、身を守ることを意識しながら行動することが大切です。そして、この避難訓練をいかに真剣にするかということも大切ですとのお話がありました。
それから教室に戻り、地震に関するビデオを見ました。その後、生徒指導主事の先生から「地震が地震で終わらないことがあります。海が揺れれば津波になるし、ストーブ等が倒れて火事になることもあります。」とのお話がありました。この2次災害で命を落とすということも意識しておかなければなりません。日頃からの備え・危機管理を十分にしておかなければならないし、常に子どもに言い聞かせておかないといけないなと感じた避難訓練でした。
【阪神大震災や新潟中越沖地震・東日本大震災の地震の様子がビデオで流れました】
その後、先日生徒指導主事の先生からの宿題「お家で地震に遭ったらどうするか?をお家の人と話し合ってみよう」の発表をしました。発表の内容は以下のようなものでした。
○ 1階ではなく2階に避難する。
○ 布団と枕を使って頭を保護する。
○ 「お母さんが守ってあげる」と言われた。
土砂崩れや津波等の時は「垂直避難」と言って、遠い所よりも高い所に避難することが原則だそうです。反対に「水平避難」は火事の避難方法で、より遠くへ逃げることが重要になるそうです。いつどこで起きるか分からない自然災害、その場に居合わせた時に最善の行動が取れるよう、私たちも学び続け、子どもたちに継続して指導していきたいと思います。
【積極的に発表をしてくれた2年生】 【垂直避難を分かりやすく教えてくださいました】
学校行事
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