今日は離任式

 荒谷小学校の3年の勤務を終えられる教頭先生、本日教頭先生の離任式が行われました。子どもたちは全員登校し、卒業生は中学校の制服を着て来てくれました。また、たくさんの保護者の方々もお越しくださいました。
 離任式では、まず校長先生から教頭先生の紹介がありました。校長先生は毎朝教頭先生が使うクワを見せてくださり、そのクワの形が変形していることを教えてくださいました。それくらい毎日毎日草取りをしてくださっていたのです。「寒い日も、風の強い日も、暑い日も、曇りの日も、いつも朝、草取りをしてくださいました。その教頭先生の背中から教えられるものがありましたね」と話されました。また、教頭先生は清掃の時間もいつも外に出て草取りや落ち葉掃きをしてくださっていました。天気が悪い時は、職員室の掃除もしてくださっていました。億劫になりそうなことを率先して取り組んでくださる姿、子どもたちも職員もしっかり見ています。教頭先生のコツコツと努力する姿勢から学ぶもの、みんなの心にきっとあるはずです。


【日々の積み重ねの跡がクワに表れていました】

 次に教頭先生からのお話がありました。まず、荒谷小の子どもたちのよいところを3つ話してくださいました。1つ目は学校を休まないことでした。子どもたちは、インフルエンザが流行した冬も元気に登校しました。2つ目は仲がよいことでした。上級生が下級生に色々と教えたり、助けたりする子どもたち、全校児童が兄妹のように仲がいいのです。3つ目は前向きなところでした。一輪車の練習の際、全く乗れなくても、できない技があっても、めげることなく頑張りました。子どもたちは身体の面でも心の面でも大きく成長していることが改めて分かりました。

【いいところ、たくさん見つけていただきましたね】

 その後、一人一人に声をかけてくださいました。1年生には、この1年で色々なことができるようになったことを誉めてくださいました。そして、4月に入学する新1年生のお世話をお願いしますと話されました。2年生には国語の授業のお話、3年生には、学習に取り組む姿勢、4年生には仲間の大切さ、5年生には一輪車の技への期待、ウッジョブへの期待等を話してくださいました。教頭先生からの温かいメッセージ、子どもたちの胸に届いたことと思います。

 その後、卒業生から記念品の贈呈がありました。「昼休みに1人で野球の練習をしていると、教頭先生が外に出てきてくださり、一緒にキャッチボールをしてもらったことが嬉しかったです。教頭先生から教えていただいた野球の技術を中学校でも生かして活躍していきたいと思います」と話していました。また、1年間国語の授業をしてもらった2年生からは、お花の贈呈がありました。「楽しく国語の授業をしてくださってありがとうございました」と話していました。


 教頭先生がいらっしゃらなくなると考えるととても淋しいですが、教頭先生が残してくださったもの、学んだことを大切にしながら子どもたちは前を向いて一歩一歩歩んでいくと思います。3年間ありがとうございました。


       【一人一人と握手をして、別れのあいさつをされました】


【下校前子どもたちがあいさつにきました】【下校指導では全員で教頭先生にエール】