しいたけ博士の「しいたけ勉強会」

 今日の2校時に1・2年生が「しいたけ博士」である荒谷小の保護者の方をお招きして、勉強会を開催しました。しいたけ博士が教室に入って来られる時、しいたけ博士の頭にはしいたけが!!子どもたちは、とっても喜んでいました。
 
【子どもたちの視線の先には・・・】    【しいたけ博士がいらっしゃいました】
 
 そして、しいたけのこまうちをするクヌギの木の紹介から、しいたけができるまでの過程を写真を用いながら分かりやすく説明してくださいました。しいたけを置く「ほた場」では荒谷小校区の場所が写っていたり、しいたけの選別場の写真には2年生の保護者の方が働いておられる姿が写っていたりして、「あ!!お母さんじゃ!!」と驚いていました。
 他にも、宮崎県品評会の写真で、荒谷校区にお住まいの方が表彰されている写真を見せていただいたり、全国品評会で1位になったしいたけの写真を見せていただいたりしました。全国1位のしいたけはかさの部分が白くなっていて「お菓子みたーい!」、「食べたーい!」と口々に言っていました。なぜ、かさの部分が白いのか・・・。それは、しいたけが乾燥して、しいたけの肉が盛り上がっているからだそうです。高値で取引をされるようで、その額に子どもたちは目を丸くしていました。
 しいたけ博士が用意してくださった写真の中には、「諸塚ウッドジョブ」で見学をした林業の現場の写真も出てきました。子どもたちは、「あ!!これ見たことある!!」と嬉しそうに話していました。以前に学習したことが子どもたちの中でつながった瞬間でした。
 
 また、子どもたちが事前に考えていた16個の質問にも時間が許す限り答えてくださいました。例えば、「なぜしいたけの原木はくぬぎなの?」という質問には、「桜の木でも栗の木でもしいたけのこまうちをすればしいたけが生えてくるけれども、くぬぎが一番多く生えるんだよ」と答えてくださったり、「しいたけが取れる時期はなぜ春と秋なんですか?」との質問には、「品種の違いがあるよ。学校は290号という品種で、気温が18℃以下でないと生えないから春と秋にしかしいたけが取れない。290号より高い温度で生えるしいたけもあって、それは校区内でも作られているよ」と答えてくださったりしました。
 
【生のしいたけと乾燥しいたけも持ってきてださいました】
 
 荒谷小校区、そして諸塚村にはたくさんの教育資源があります。学校の先生だけではなく地域の方々も子どもたちにとっては先生です。諸塚はそういう素晴らしい場所なのだということを子どもたちには教えていきたいと思います。
 講師の先生におかれましては、お忙しい中、子どもたちのために色々と準備をしてくださり、そして指導をしてくださりありがとうございました。子どもたちは、しいたけの謎を解く糸口を見つけ、これからももっと意欲的に学習していくことと思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。