学校の様子

今日は修了式

 昨日、6年生3名が卒業し淋しくなった荒谷小。ところが、朝学校に行くといつものように6年生が運動場でボール投げをしていました。いつもと変わらない風景に「今日も身体を動かしてえらいなぁ」と思っていましたが、そこで違和感を覚えました。6年生は昨日卒業したんだったと。「卒業式の次の日も学校に来ます」と言っていましたが、朝早くから1~5年生と同じように活動をしている姿に驚きました。でも、いつもと変わらない当たり前の風景が本当に宝物だったんだなぁと改めて思いました。
 3校時には修了式が行われました。各学年の代表が修了証書を受け取り、全員がそれぞれの学年の課程を修了した証をいただきました。その後、校長先生のお話がありました。校長先生は「栄養」についてのお話をしてくださいました。この「栄養」、食べ物のことではなく頭の栄養のことです。頭の栄養には2つあるそうです。1つ目は読書、2つ目はチャレンジすることです。天才の脳は、ちょっとしたことで喜ぶことを繰り返しているそうです。「ちょっとしたことで喜ぶ」とは、もう少しがんばればできそうなこと(目標)にチャレンジすること、そしてその目標を達成することです。それを積み重ねることによって、脳には栄養が行きわたるそうです。あと少しで手が届きそうな目標であれば、今すぐにでも立てられそうです。春休み中、子どもたちには、早速実践してみて欲しいと思います。そして、これまで校長先生がお話くださった、「千里の道も一歩から」や「当たり前の中に宝がある」、「笑顔」も脳の栄養を送るヒントになっています。まずはやってみること、その一歩を踏み出せるといいですね。


  【まずは一歩踏み出してみよう】

 次に一言発表をしました。この時間では、1~5年生が1年間でがんばったことを発表したり、振り返りを発表したりしました。発表内容は以下のとおりです。
【1年生】
 ○ 長距離走大会をがんばった。(途中までは2年生の方が先を走っていたけれど、差を縮め、同時にゴールした) 
 ○ なわとびをがんばった。(腕を伸ばして跳んでいたので、伸ばさないように注意したら前跳びが5回できた)
 ○ 一輪車をがんばった。(手をつながずに上手に乗ることができた)
【2年生】
 ○ 「しいたけで元気」の劇をがんばった。(「自分たちでする」という目標を達成できた。笑顔で元気に堂々と発表できた)
【3年生】
 ○ 学習面: 国語が楽しかった。
 ○ 生活面: 時間を守ることができた。協力できた
 ○ 体育面: チャレンジをがんばった
【4年生】
 ○ 学習面: 相手が読みやすいように、また自分が後で見た時に分かりやすいように字をきれいに書きたい。今後は視写に加えて聞きながらメモすること(聴写)もがんばりたい。分かりやすく説明をすることが目標だった。指をさす、絵や図を使う等の工夫をすると分かりやすく説明ができた。
 ○ 生活面: 地域でのあいさつを目標にしていた。あいさつをすると相手とふれあうことができると感じた。大きな声であいさつをすることを目標にした。意識してあいさつをすることができた。
 ○ 体育面: 鉄棒をする時に音を立てずに降りるようにしたい。そうすることで、腕やお腹に力が入らずスムーズに降りられる。体力向上をがんばった。そのためにお手本を見たり、ロープを使ったりした。
【5年生】
 ○ 簡単なミスをすることが多かったため、問題を解いた後の見直しが必要だった。①時間をかけて②間違いがあると思って見直すことをしていきたい。
 ○ リーダーシップを発揮できたと思うが、6年生には及ばなかった。的確な指示をだしたり、率先して道具を出す等、卒業生のようなみんなを引っ張る頼れるリーダーになりたい。
 ○ みんなをまとめることがあまりできなかった。6年生に頼りすぎていたと感じた。みんなをまとめることができるような6年生を目指したい。
 ○ 本をあまり借りなかった。6年生になったら目標を100冊にする。そのために、1週間に1回は図書室で本を借りる。

 このように、子どもたちは自分たちの生活を振り返り、できていたことや課題をみつけたようです。また、上級生は課題解決のための手立てまで考えていました。具体的にどうすればいいかが分かっているので取り組みやすいですね。がんばってください。 

【4月からは6年生、頼りにしています】

 その後、2年生の代表児童が作文を読みました。その内容はあいさつについてでした。1年生の頃、あいさつの声が小さいと指導を受けていたことから、2年生になってからはあいさつをする時に「声を大きく」、「笑顔で」、「どこでも」するよう心がけたそうです。すると、先生から「あいさつがいいね」とほめられるようになり、地域の方に「笑顔がいいね、あいさつが気持ちいいね」とほめられることもあったそうです。笑顔であいさつをすると、嬉しそうにお返しをしてくれる、あいさつは人と人をつなぐリボンのようなものだと思ったと表現していました。そして、あいさつをして人とつながっていきたいとしめくくっていました。あいさつの大切さがよく分かる、そして2年生らしいとってもステキな作文でした。

【見える化するため、もう1人の2年生があいさつのボードをもちました】

 その後、生徒指導主事の先生から春休みの過ごし方についてのお話がありました。キーワードは「まじ」です。
 ま・・・ まとめ(新学年に向けて苦手なところを中心に学習する)
 じ・・・ じゅんび(次の学年の準備をする。例:ランドセルの中を整理する、絵具のチェック、筆箱の中身のチェック、勉強机の整理など)


     【「まじ」合言葉ね】

 新学期に向けての準備をする春休み、約1週間有意義に過ごしてくださいね。

 その後の給食では、卒業生も一緒に食べました。卒業生はしっかりお弁当を用意していて、昨日できなかった5・6年生の担任の先生の牛乳かんぱい、その前に誕生日を迎えた5年生児童の牛乳かんぱいも一緒にしました。今年度最後の給食はおめでたく、賑やかな時間になりました。


 【お誕生日おめでとうございます】