学校の様子

校長先生からのプレゼント 第2弾

 今日はとっても寒い朝でした。11月になり、ぐっと秋が深まったような気がします。荒谷小では、今朝11月の全校朝会が行われました。
 まずは校長先生のお話です。今日は「ゲームやテレビと本のちがいを考えてみよう」というテーマでお話がありました。テレビやゲームは見る・聞くという受動的(受け身)であること、本は読む(見て、言葉に変換する)という能動的(前向き)であることという違いを教えていただきました。
 
【校長先生は休日には本屋さんで本を何冊も購入され、読書を楽しまれるそうです。】
 
 ゲームやテレビはつい「あともうちょっとだけ」という気持ちになり、見ている方、している方がゲームやテレビに支配される(依存)という一面もあるということでした。友達と一緒に遊んでいても、ゲームやテレビを見ていては会話がなく、人間関係づくりがうまくできなくなります。またSNSを介してつながる人たちが増え、その場を埋めるための言葉のやりとりがなされているという新聞記事も紹介していただきました。
 本は、知らなかったことをたくさん教えてくれる、違う世界へ連れて行ってくれるという面があります。子どもたちが校長先生に、「冒険の本を読んでしまいました。もうないんですか?」とか「最近本を借りる人が少なくなっています」などと話すことがあるそうです。読書の楽しさを味わっている子どもたちもいれば、まだその魅力を十分に感じられていない子どももいるのかもしれません。
 
【まずは1ページ、1行でも読んでみるといいと1・2年生の先生が以前話されていましたね】
 
 そこで、校長先生から子どもたちへのプレゼント(第2弾)が手渡されました。以前「千里の道も一歩から」というしおりを子どもたちにプレゼントしたのですが、その続編です。そのしおりには、「おこたらずゆけば 千里のはても見ん 牛の歩みの よしおそくとも」という言葉が書かれています。これは「千里の道も一歩から」と同じような意味をもつ言葉です。そして裏には「明けてもくれても 今日という 1日あるのみ」という言葉が書かれています。これは、今日という1日を大事に生きて行こうという意味だそうです。
 
【子どもたちのしおりには本人の顔写真も載せてありました】
 
 毎日毎日を大切にして、ひとつひとつ積み重ねて心も身体も豊かに成長していって欲しいと思います。
 
 校長先生のしおり、実は今回は職員用も準備してくださっていました。子どもたちと同じ「明けてもくれても 今日という 1日あるのみ」という言葉が書いてあり、裏には「交通安全10ケ条と服務規律10ケ条」が載ってある特別バージョンです。私たちもこのしおりを使って、読書に励みたいと思います。
 
          【これが職員バージョンです】
 
【夏季休業中に服務規律の研修をしてくださった教頭先生にもしおりが渡されました】
 
 次に、学習指導部の先生からお話がありました。お話の内容は3つです。
 1つ目は「あいさつと記名」です。学校の中ではあいさつがしっかりとできる子どもたちですが、学校以外の場所で会うと、自分からなかなかあいさつができないということが課題でした。しかし、最近はその課題が克服されてきたようです。秋祭りの際には、自分からあいさつをしたり、わざわざ先生のところまで来てあいさつをしたり、さらには公民館に入る時に全員に向かって大きな声であいさつをして入ったりする子どももいたそうです。学校でも立派にあいさつができる子どもたちですので、その力をどんなところでも発揮していってほしいです。
 
【あいさつはコミュニケーションの第一歩です】
 また、記名についてもお話がありました。10月の目標の中でも「記名をしよう」とありました。鉛筆・消しゴム・下敷き等、自分のものには必ず名前を書いて、大切に使ってくださいね。
 
 2つ目は読書についてです。ここで、3年生の「サーカスのライオン」、4年生の「ごんぎつね」の読書感想画を見せてくださいました。これには、あらすじが書いていたり、気持ちの変化が言葉で書いてあったりしました。「みなさんは、国語で物語を楽しく読むための技を学んでいます。その技を読書をする時にも使って、このようなお話だったなぁ、ここで気持ちが変わったなぁ等とふりかえりをしてみてください」と話されていました。そして、「国語と読書を結び付けて、読書を楽しんでください」と話されました。このような読み方をすれば、何気なく読む読書よりも数倍楽しく読書ができそうですね。読みっぱなしにせずに、その本をふりかえるという作業を、ぜひやってみたいと思いました。
 
 【本を手に取ってみたくなりますね】
 
 3つ目は立腰についてです。立腰は授業のあいさつの時にするだけでなく、体育の時間に運動をする時でも効果があるということを教えてもらったり、日常生活全般で習慣化できるとよいということを指導してもらったりしています。立腰をする(腰骨を立てる)ことでやる気スイッチが入るそうです。そのため、疲れた時には意識して腰骨を3㎝上げるようにして、心と身体をつなぐとよいとお話がありました。立腰は心を整えることにつながるそうです。腰骨を意識して、やる気スイッチをONにして学校生活を送りましょうね。
 
【今日は5年生の女子が立腰がよく身に付いていると誉められていました】
 
 11月も、C学習発表会があったり、駄賃付け唄全国大会があったりして行事が多いですが、こんな時こそ落ち着いて行動しましょうと1・2年生の担任の先生からお話がありました。1・2年生は10月、落ち着きのない行動があり、色々な先生から指導をしていただいたそうです。だから、11月は落ち着いて行動をすると決めているそうです。全学年、そのような気持ちで学校生活を送れば、きっと勉強にも運動にも遊びにも集中して取り組めると思います。「落ち着いて行動する」、私たちも肝に銘じたいと思います。