諸塚村立荒谷小学校
読み聞かせ
今日、朝の時間に地域の方がお越しくださり読み聞かせを行っていただきました。毎回どんな絵本に出会えるのか、いつも子どもたちは楽しみにしています。
今日は、「おめんです」と「やきざかなののろい」と「妖怪横丁」という3冊の本を用意してくださっていました。どれも子どもたちがとっても喜びそうな題名・装丁で、子どもたちの心がわくわくしている様子が伝わってきました。
まずは「おめんです」を読んでくださいました。これは仕かけ絵本で、ぶたやかえる、うし、たこなどが様々なお面をかぶっています。お面からはみ出している頭や身体から、お面をかぶっている生き物を想像しながら聞いていました。
【動きのある絵本に、次に何がでるかなぁとわくわくしました】
2冊目は「やきざかなののろい」でした。この題名と黒っぽい装丁から、「こわーい」、「やきざかなが食べられなくなるかも」という声も聞かれました。そのような中話が始まりました。
やきざかなが嫌いな男の子、食べたくないのでやきざかなを箸でツンツンしていました。ようやく食べ終えたものの、その男の子が食べたやきざかなには身がいっぱいついていて、とても雑な食べ方をしていました。その後、お風呂に入ると、さっき食べて骨になったやきざかなが一緒にお風呂に入ってきました。その後お布団にまで入ってきて一緒に寝ました。男の子は、一緒にお風呂に入ったり、寝たりしてもやきざかなは好きにならないとかたくなです。でもやきざかなは「きらわないでくれー、ちゃんとたべてくれー」と言って男の子を追いかけ、とうとう男の子を食べてしまいました。でも、骨しかないやきざかな、男の子はやきざかなの身体から落ちてきました。その後出会ったネコ、このネコのおかげで男の子はひとつ成長します。おもしろおかしく描いているこの絵本、食べられる側の心がストレートに伝わってきました。毎日の食事で命をいただいていることを忘れないよう、食べ物への感謝の気持ちを大切にしていきたいです。
【食べ物を粗末に扱わないでね】
3冊目は「妖怪横丁」でした。「妖怪」というだけで嬉しそうな反応をする下学年の子どもたち。今日はどんな妖怪に出会えるかな。
ある日、「豆腐をおねがい」とおつかいを頼まれた男の子が買い物にでかけました。商店街を歩いていると、「ひとつ目めがね・時計店」や「ぬりかべハウジング」、「ざしきわらし不動産」、「がいこつラーメン」、「いったんもめんとうふ店」など、妖怪が営んでいるお店がたくさんあります。商店街の店には妖怪にちなんだ店名ばかりがつけられていて、子どもたちも職員もとても楽しく見させていただきました。さて、この男の子は頼まれたとうふを買ってくることができたのでしょうか。
今回の読み聞かせではユーモアあふれる絵本ばかりで、笑い声がたくさん聞こえてきました。朝の時間、この読み聞かせのおかげで不思議な世界に連れて行ってもらい、楽しく1日が過ごせそうです。
最後に、地域の方が今回読み聞かせをしてくださった楽しい3冊の絵本を学校に寄贈してくださるとおっしゃってくださいました。子どもたちの反応がよかった3冊の本、またすぐに読めるなんて嬉しいですね。
本日は、お忙しい中お越しくださりありがとうございました。今日の読み聞かせは活気に満ちた時間となりました。また、大切な絵本を子どもたちのために寄贈してくださり、本当にありがとうございました。大切に読ませていただきます。
【早速絵本を手に取る1・2年生】
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