初めて出会う絵本

 今日の朝の時間は地域の方による読み聞かせでした。教室のシンボルのような干ししいたけがある1・2年生教室での読み聞かせです。まず「今日は読み聞かせには色々な種類があるということを知ってもらいたくて選んできました」とお話くださいました。一体どのような本が出てくるのか興味津々の子どもたちです。
 1冊目は「あいうえおおきなだいふくだ」という絵本です。この絵本はあいうえお作文で構成されていて、「あ」から「ん」までの50音を使っておおきなだいふくを食べるまでの動物たちの試行錯誤をリズミカルに聞ける絵本でした。


【事務の先生に「上等!」と太鼓判を押してもらった干ししいたけ】

 2冊目は「きもち」という絵本です。この絵本には文章が書いてありません。絵を見て気持ちを想像する絵本でした。子どもたちが経験しそうな場面がたくさんあり、このような時どのような気持ちになるのか、子どもは子どもの目線で大人は大人の目線で考えた絵本でした。

【自分と他の人との気持ちは違うもの】

 3冊目は「ギャロップ」という絵本でした。これはしかけ絵本になっていて、ページをめくるたびに馬が走っているように見えたり、猿が動いているように見えたりして、子どもたちは「すごーい」、「どうなってるっちゃろう」、「紙の中にしかけがあるのかなぁ」などと感想を言いながら絵本に近づいて見ていました。


【不思議な絵本に身を乗り出して見ました】

 最後に、絵本ではなく手袋を使ったお話やエプロンシアターを紹介してくださいました。子どもたちが知っているお話「うさぎとかめ」を手袋の中で表現していたり、エプロンの中で表現していたりするものです。人の身体に身に付けることによって、そのお話に愛着も湧き、温かい気持ちになるのだなぁと感じました。
 次回はシアターパネルというものを紹介してくださるそうです。来年が待ち遠しく感じられる読み聞かせの時間でしたね。


【手袋にエプロンシアター。次回は体験ができるかもしれません】

 本日はお忙しい中、朝早くからお越しくださりありがとうございました。子どもたちは、絵本の中身がそれぞれ違うものに出会い、また絵本を使わないお話の方法を知り、充実した読み聞かせの時間になったと思います。読み聞かせの後、廊下ですれ違った男の子は「あ~楽しかった」と話していました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。