学校の様子

学習発表会

 2月8日、学習発表会が行われました。この日は風が冷たく寒い日でしたが、保護者の方々をはじめ、地域の方々、大学の先生方や学生の方々、わくわく学習にご協力くださった関係者の方々がたくさんお越しくださいました。このような方々を前に発表をする子どもたちは、ドキドキしながらもいつも以上にやる気が出ていたと思います。
 はじめの言葉は3・4年生が担当しました。言葉に加えて大きな動作も交え、楽しく元気な発表が見られそうな予感のするはじめの言葉でした。
 学習発表会のトップバッターは保育所生でした。可愛い衣装を着て、飛び跳ねたりポーズを決めたりして体育館中を明るい雰囲気にしてくれました。男の子は消防車やパトカーに乗ってダンスをし、年中さん年長さんはあでやかな着物を着ておしとやかに舞いました。

【ピンクやブルーのドレスを着たプリンセスたち】

 その後、各学年の発表が続きました。1・2年生は「できるようになったこと」、3・4年生は「演奏します!詠みます!」、5・6年生は「笑顔がくれたおくりもの」です。
1・2年生はなわとびや跳び箱の演技を披露したり、国語の教科書を朗読したりしました。なわとびでは前とびやあやとび、こうさとび、二重とびを披露しました。朝の時間等に練習をしている成果がしっかりと出ていました。

【1年生:スラスラ読めました】    【2年生:なわとび上手でしたよ】


【2年生:ジャンプ力があります】

 3・4年生は俳句や短歌を詠んだり、理科の実験をしたりしました。「月の夜に シカのなく声 鳴りひびく」、「林業の 苗入りリュック よい工夫 横に穴あき 苗取れる」などの俳句や短歌を発表しました。

【幕が開くと同時に駄賃付け唄を歌うという演出でした】

 5・6年生は「笑顔」をテーマにした劇を発表しました。まず、1年間の思い出ランキングを発表しました。共通して出てくる言葉は「なんしよっとやー」でした。第3位は田植えです。田植えで尻もちをついて「なんしよっとやー」と言い合っていました。泥だらけになったことが楽しかったようでした。第2位は青島宿泊学習でのサイクリングでした。普段自転車に乗る機会がない子どもたちが、自転車に乗りぶつかったり転んだりしました。そこでも「なんしよっとやー」と口を揃えて言う子どもたち。そのようなアクシデントも思い出に残ったようです。そして第1位はおいもパーティーでした。大切に育てたさつまいもを収穫し、スイートポテトや蒸しパンを作りました。そこで男子が担当したスイートポテトを食べると、シャリシャリという食感が・・・。女子全員で「なんしよっとやー」と言っていました。このおいもにはしっかり火が通っていなかったようです。
 どれもみんなで真剣に取り組んだ結果でてきたアクシデントでした。みんなで同じ体験をしたことで、どの子どもにも深く心に残っていたのでしょうね。
 その後、「笑顔」にはどのような力があるかを発表しました。「知らない人でも仲良くなれる」、「友達が増える」、「相手が安心する」などの発表があり、「笑顔」の大切さをみんなに教えてくれました。

【楽しそうに劇に取り組む子どもたち】

 その後、伝統芸能「箕舞」(みいまい)の発表がありました。この日のために2回、地域の方が学校にお越しくださり、熱心にご指導くださいました。おかげさまで、とても上手に舞うことができていました。囃子もとても上手でした。


  【脈々と受け継がれる箕舞】

 その後も、保育所生の発表やミラクル(保護者の方々・地域の方々が中心となって行う合奏)の発表もありました。最後には全校児童と保育所生との群読・合奏・合唱「当たり前の中に宝がある」を発表しました。当たり前のようにある、自然、学校のイチョウ、祭り、消防団、通学路・・・それらを宝物と理解している子どもたち、荒谷の素晴らしさが凝縮されたような発表でした。


【保育所生も元気にカントリーロードを歌いました】

 閉会式では、6年生がふりかえりを発表しました。今回が小学校最後の学習発表会だった6年生、「みんなで学習発表会ができてよかった」、「午前中の発表では緊張して笑顔を忘れてしまっていたけれど、午後からのわくわく学習発表会では笑顔を忘れずに発表したい」などと発表していました。
 子どもたちは、これまで一生懸命練習をしてきた成果をお客さんの前で表現することができていました。堂々としていて、子どもたちの持ち味が発揮された発表でした。朝早くからお越しくださった皆様、子どもたちへの応援ありがとうございました。また、荒谷小OBの方々、先生方も学習発表会を見にきてくださっていました。たくさんの方々に来ていただいて、子どもたちもパワーをもらったと思います。ありがとうございました。


【たくさんの応援、ありがとうございました】