風水害避難訓練

 山々に囲まれ、標高の高い場所にある荒谷小。いつ何時風水害が起こるか分かりません。今、まさに荒谷に通じる工事中の通学路が崩れて通れない箇所があります。もし風水害が起きた時にどのような行動をとればよいのか、命を守る学習をしました。
 今回は台風が宮崎県に上陸したという設定で行いました。放送で台風の上陸により集団下校をすることを聞くと、子どもたちは、帰る準備をして静かに体育館に移動をしておうちの方のお迎えを待ちました。その間に命を守る話を聞きました。
 まずは、生徒指導主事の先生から「風が強い時には傘をささない」、「雨が強い時には山側を歩かない、雨がやんでもすぐに家から出ない、川や水が出ている時には近づかない」などの話がありました。
 次に校長先生から「山地災害」についての話がありました。「山地災害」の危険信号として
① 沢の水や井戸水が濁った
② 山の斜面から石が転がり落ちてきた
③ 山の木が傾いたり、斜面に亀裂が走ったりした
④ わき水の量が急に増えた
⑤ 今まで枯れたことのないわき水が止まった
⑥ 地鳴りがする
⑦ 川が濁り、流木が混ざり始めた
⑧ 雨が降り続いているのに川の水位が下がった
 このようなことが起きている時には、災害が起こる恐れがあるそうです。子どもたちには、普段の登下校の時から、いつもの山の様子・川の様子・周りの様子を見ておくことを指導しました。普段の状態が分からないと、いつもと違うことに気づくことができません。校長先生のこのような話に、真剣に耳を傾けている子どもたちでした。
【保育所生も一緒に参加しました】    【校長先生お手製の教材を使用しました】