学校の様子

ウッジョブ(3・4年生)

 今日の2校時、本校児童のおじいちゃんを講師にお迎えして、わくわく学習(ウッジョブ諸塚)を行いました。講師の先生は、5月に実施した森林体験学習にも参加してくださっています。また、昨年度も一昨年度も本校のウッジョブに協力をしてくださっています。分からないことは、この講師の先生に聞けば解決できると子どもたちは知っています。今回は、森林体験学習で植林を体験してたくさん出てきたハテナを質問していきました。

Q 林業を始めたきっかけは?
A 林業をする前は別の仕事をしていた。平成15年くらいから林業を始めた。林業は山を「好き」にならないと思うようにいかない。人と人とのつながりも「好き」があるからつながるもの。

Q 木は水やりをしないで育つのはなぜ?
A 山が水分をもっているから枯れることはない。

Q 林業の仕事で大変なことは?
A 地ごしらえや下刈りが大変。下刈りは歩かないとできない仕事だからきつい。

Q 林業は人と人とをつなぐものだが、どのようにつないでいる?
A 昔は機械がなかったため、重い物を代わりに持って山に登るなど助け合って造林をしていた。また、年長者が若い人に仕事を教えていくつながり、励ましの言葉を掛け合うつながりもある。

Q 木を植える時のこだわりは?
A 雑な仕事をすると枯れてしまうため、時間がかかってもいいからていねいに深く植える。

Q 林業のやりがいは?
A 1年1年木が育つこと。立派な木に成長したものを見ると喜びに堪えない。

Q 仕事が終わった後の楽しみは?
A 労務班で話合いをすること。例えば「今日はこれだけ作業ができた」、「今日は作業が少し残った」、「次はこの山をしよう」等、仕事の成果や課題、見通しを話し合う。

Q 林業は何のためにある?
A 諸塚村にとって林業は生活のもと。林業をしていると生活が豊かになる。

など、3人で16個の質問を講師の先生に答えていただきました。また、講師の先生からは、昨年植林した木を見てみるのもいいのでは?とアドバイスをいただきました。

【どんな質問でもていねいに答えてくださいました】

 今回の学習で、森林体験学習で行った植林の手順の意味が分かったり、林業そして、山に対する愛情が伝わってきたり、諸塚村にとって林業はなくてはならないものだということが分かったりしたと思います。「『わくわくたまご』にひびが入った」と話していた子どももいました。
 毎年、子どもたちのためにご協力くださりありがとうございます。これから、子どもたちがどのようなことに興味をもつのか楽しみです。


【「わくわくたまご」から何が生まれてくるかな】