“心のバリアフリー”に気付き、考える椎葉小~「夢いっぱい・笑顔いっぱい・元気いっぱい」の椎葉小の子どもたち66
今朝(12/18)は久しぶりに「寒いっ」と声が出るような朝でした。
しかし、子どもたちはいつも通り元気!
グラウンド周辺の掃除や花の水やり、そしてグラウンドでのランニングと、いつも通りの1週間がスタートしています。
さて、先週12月14日(木)3・4時間目に実施されました、人権・福祉の体験活動並びに講話についてお伝えします。
今回は、家庭教育学級とタイアップ、そして椎葉村社会福祉協議会全面バックアップでの開催となりました。
関係者の皆様には、ありがとうございました。
今回のねらいは、児童も保護者も先生も
『共生社会に向けて、
普段生活している学校における社会的障壁(バリア)に気付くとともに、
講話をとおして、
共生社会実現に向けて、どのようにすればよいかを考えることができる。』としました。
前半に社会福祉協議会から説明、そして車椅子体験を行った後、後半は講話をしていただきました。講話の講師は、
川南町の今井総二郎さん・今井心子さん親子をお招きしました。
前半の説明・体験では、まず「福祉」とは何かについて考えました。
担当の方からは、『あなたもわたしも、「みんな幸せ」「みんな違っていて」「みんな同じ」ということ』についてお話がありました。その後、学年ごとに車椅子体験に入りました。
3年生と保護者の皆さんは、体育館に特設したコース(体育マット・コーン)を自走する。
4年生は体育館外周辺に特設したスロープと校舎1階をペアで移動するものでした。
【3年生・保護者の活動の様子】
【4年生の活動の様子】
体験学習と講話の間の休憩時間には、4年生を中心とした子どもたちから、総二郎さんと語りたいと希望があり、いろいろな質問をしている光景が見られました。
後半は「認め合い 支え合い 椎葉小学校 福祉の授業2023」という題目で、総二郎さん・心子さんによる講演をしていただきました。
これまでの総二郎さん・心子さんが歩んでこられた中で、人との出会い、交流、そして取り組んでこられたこと等について、フロアにいる児童や保護者への質問のやりとりや動画視聴を盛り込みながら進めてくださいました。
講話の最後には「人権」をテーマにお話をしてくださいました。
共生社会(インクルーシブ)を、私たちは目指していかないといけないことや、障がいとは何だろうかという問いかけがあり、
そして解決するためには「心のバリアフリー」「互いを認めあうこと」が大切であること、その結果、みんながニコニコ、みんな幸せなことが『福祉』である
と語ってくださいました。
講話後、4年生代表児童3名が感想を述べてくれ、また3年生代表児童1名が記念品(椎葉小でできた椎茸と椎葉村お土産セット)贈呈をしてくれました。
今回、子どもたちも家庭教育学級の保護者の皆さんも、先生方も、様々な気付きや学びを得ることができました。
椎葉村社会福祉協議会、そして今井総二郎さん・心子さんには、改めて感謝申し上げます。