ふるさとに学び、心豊かで、たくましく生きる椎葉小の子どもの育成をめざして
椎葉村は宮崎県の北西部、九州山地の中央に位置する自然豊かな中山間の村であり、その中央部に椎葉小学校はあります。
校区内には、国指定天然記念物の「八村杉」、平家の「鶴富姫」と源氏の武将「那須大八郎宗久」との悲恋物語(平家落人伝説)の舞台となった鶴富屋敷、標高550m前後の急斜面にある山村集落で、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている十根川集落、日本で最初のアーチ式ダムである上椎葉ダムなど、多くの観光資源が存在するとともに、宮崎県を代表する民謡「ひえつき節」発祥の地でもあり、日本三大秘境の一つです。
また、「かてーり」(相互扶助)の考え方が、村の人々の心遣いの象徴として脈々と受け継がれています。
さらに、令和2年度から学校再編により、小崎小学校区まで本校区が広がりました。
このような環境の下、椎葉小学校では、「ふるさとに学び、心豊かで、たくましく生きる椎葉小の子どもの育成」を教育目標として、「夢いっぱい」「笑顔いっぱい」「元気いっぱい」の子どもたちを育てていきます。
椎葉村の将来を担っていく子どもたちに、ふるさとを誇りに思い、ふるさとについて自信をもって語ることができ、さらに「ふるさと椎葉」の自然や歴史、文化、伝統を継承し、発展させていこうとする熱い思いを育む教育を進めてまいります。
また、特に本年度は、椎葉村に先達より引き継がれてきた「かてーり」(相互扶助)の精神や国や県が策定した教育振興基本計画のコンセプトである「日本釈迦に根ざしたウェルビーイング」の考え方を生かし、「自分や周りへの気付き」を大切にし、自己肯定感や利他性を高めながら、「地域とともにある学校づくり」「みんなが幸せな学校づくり」に取り組み、児童が「喜んで通いたくなる学校」、保護者が「通わせたくなる学校」、教職員が「働きがいのある学校」を目指していきます。
本年度は、新たに1年生7名、転入生4名を加え、全校児童50名です。
このホームページを通して、椎葉小学校での出来事はもちろんのこと、子ども達のよさ、学校のよさ、地域のよさを、全国の皆さまへお届けしたいと思います。
HPをご覧のみなさん、応援よろしくお願いします。
椎葉小学校 校長 日髙 克哉