家庭教育学級「視察研修」が終了~「夢いっぱい・笑顔いっぱい・元気いっぱい」の椎葉小の大人たち
9月16日(土)にPTA家庭教育学級「視察研修」へ保護者5名・教職員3名の計8名で、延岡市へ行ってきました。今回の目的は以下の通りです。
①視察研修を通して、家庭教育学級員が主体的に学び、見聞を広げるととも に、会員同士の親睦を深めることを目的とする。
②急激な変化が想定される社会に中で、現在、先進的な取組を実施している企業を訪問し、今の子どもたちに必要とされる資質・能力等についての研修を深める。
そこで、午前中に(株)興電舎様、午後に(株)ケーブルメディアワイワイ様の PLAY LABOの、2つの企業を訪問しました。
1 (株)興電舎様での研修の様子
経営管理部部長様に、会社の概要(経営ビジョン・仕事内容等)とともに、人材育成について詳しくお話ししてくださいました。質疑を経て、施設見学もさせていただきました。
若手社員が殆ど辞めない(辞めさせない)ことについて、会社として必要とする資質・能力を「基礎学力」「社会人基礎力」「社会人力」「専門知識」の4つに分け、全ての業務を一通り経験させたり(文系・理系問わず)、面談等を重ねたりして力を身に付けさせているとお話してくださいました。
そこで、小学生の内に身に付けておいた方が良いことについて3つのスライドを使ってのお話もありました。
説明のプレゼンからも分かるように・・・学校で、または家庭や地域社会において、49名の子どもたちが身に付けておくべきことや、今後の大切にしていくべきヒントがたくさんあったように感じました。
2 (株)ケーブルメディアワイワイ様の PLAY LABOでの研修の様子
総務局総務課主任様に、会社の概要(経営ビジョン・仕事内容等)とともに、画面をタッチし絵を描いたりするデジタルアートやVR(バーチャルリアリティ)体験、テレビ局や動画配信の映像制作の様子を疑似体験といった体験も行いました。
体験活動の時間は、大人8名。
大興奮。画面にタッチした絵が動いたりするブースでは、イラストや文字が勝手に動き出したり色が変わったりと「描く楽しさ」が増幅します。
次に地球の写真から行きたいところに入り込み、実際にその場所にいるような疑似体験ができるブースへ。エジプトやオーストラリアのグレートバリアリーフ、台湾や渋谷スクランブル交差点に行ってみました。
その後はテレビ局のはめ込み画像に入り込む体験を終えて、最後にVR体験をしました。恐竜が住んでいる時代に入り込み、映像と共に座席の揺れや風・ミストを浴びながら、あたかもそこにいるような体験をすることができました。
参加された保護者の中に「子どもたちが喜ぶね」「大人ばっかり・・・とうらやましがるだろうなぁ」と仰っていたのが印象的でした。
最後に、主任様より、最新の技術が現実社会のすぐ近くまである中、子どもたちに身に付けてほしい(やっていてほしい)ことについてお話がありました。
『一番は「変化に対応できる」こと。そのためにはいろいろな経験をさせてほしいです。その経験によって”応用”ができるようになる。例えば、本を読むことでもできますし、このように実際に体験するとより一層応用できるのではないでしょうか。』
椎葉小のカリキュラムの中には自然・産業・伝統文化等のテーマで「総合的な学習の時間」「椎葉村学」や「PTA行事」等の中で、さまざまな体験学習が組み込まれています。主任様のお話からも、体験した経験一つ一つがどこかで繋がるとき「応用」になるのだなと気付かせていただきました。
改めて、2社の関係者の皆様に御礼申し上げるとともに、御参加くださった保護者・先生方お疲れ様でした。