学校からのお知らせ

考え、議論する道徳

道徳科の授業は、その教科化に伴い、子どもが常に自己の生き方を見つめ、多様な視点で話し合うことを通して自己のよりよい生き方を考えることが求められるようになりました。すなわち「考え、議論する道徳」への転換が重要です。

これは、4年生の道徳『「正直」五十円分』の一場面です。この教材文後半は、主人公がたこやきを買った際におつりを五十円多くもらい、それをお店のおじさんに正直に返したところ、さらにたこやきをもらったという内容です。以前の道徳では、「正直って大事だよね」「これからは嘘はつかず、正直に行動しよう」など、価値の押し付けのように終わる授業も多かったのですが、現在の授業では「自分だったら、どうする?」かを考える自我関与が重要となっています。児童も、「正直に言う」「言わない」いずれかの立場を選び、友だちの多様な意見等を聞いた上で、改めて立場を選択しました。