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6年生へ贈る授業

 3校時に家庭科室で校長先生から6年生へ贈る授業がありました。

 授業開始前に、校長先生の初孫の動画を子供たちに見せました。

 いよいよ授業です。まず最初にしたことは、漢字テストです。

 1 柔和(読み方) 2 速やか(読み方) 3 おんだん(書き方) 4 おさない(書き方)の4つです。

 実はこの問題は、今年の高校推薦入試に出題されたものです。

 これらの漢字は小学校で習ったものです。ただ、読み方は音読みだけのものもあります。子供たちには、習ったものだけではなく、音読みを習ったのならば、訓読みはどう読むのかなど、自ら進んで学ぶことが大切であると話されました。

 いよいよメインです。竹内まりやさんの「いのちの歌」の歌詞を書いたプリントを配り、その中の歌詞

「本当にだいじなものは 隠れて見えない

 ささやかすぎる日々の中に

 かけがえのない喜びがある」

を自分なりに解釈しなさいというものでした。

 子供たちは自分なりに考え、プリントの裏に書いていきました。そして、班ごとに話し合い、その後発表をしました。

 だいじなものを命ととらえる子、普通の生活や日常の中にこそ大事なものはあると考えた子、また現在の情勢を踏まえ戦争のことに言及する子もいました。発表の後は、実際の「いのちの歌」を聞きました。

 最後は校長先生のお話でした。卓球仲間の若い子が思わぬ事故で命を落としたこと。これまでの校長先生としての様々な経験などから命について語ってくださいました。子供たちは真剣に耳を傾けていました。実は命は受け継がれていくということで初孫の映像をみせたのです。子供たちは「かけがえのない命」について考えてくれたことと思います。卒業を前にとても素晴らしい授業をしていただきました。