前校長先生の授業

　７月２日（火）５校時、前校長（現在は高千穂町教育委員会のキャリア教育コーディネーター）の押方彰一先生をお招きし、師範授業をしていただきました。５年生の古典学習で、「音読を楽しむ」という内容でした。きめ細かな教育技術と豊富な経験に基づいた見事な授業でした。一言で表現すると、「プロの教師の鍛える」授業。ポイントは、

〇　スピーデイーで、教師の動きにも子どもの活動にも無駄がない。

〇　学ぶ意義を理解させ、学び方を習得させる。（学び続ける子どもを育てるキャリア教育の視点）

〇　指示・発問や板書、音読のさせ方などの基礎的な教育技術が随所で見られる。

〇　タイムマネジメントが優れている。（子どもの思考や活動に合わせて柔軟に学習指導過程を変え、チャイムで始まりチャイムで終える。）

◎　子どもの変容が見られる。（１単位時間の授業で、子どもの音読が向上する。）

　ご退職後も、現役時代と色あせず衰えない優れた授業を拝見することができ、子どもたち以上に、私たち教師にとって学びの多い授業でした。押方先生には、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。子どもたち、私たち教師のために今後もご教授いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。