学校からのお知らせ

1週間が終わりました

 土曜日です。今週もいろんな行事がありました。充実した1週間が送れたでしょうか。読書週間として、たくさんの本にふれることができたでしょうか。今日・明日の休日に少しでも時間を都合して「家読」をしてください。
 先週の金曜日に、国富町の慰霊祭で鎌田弥優さんが朗読した「平和への誓い」を紹介します。
「今年は、戦後70年。私の祖母は72歳です。戦争当時のことはまだ小さくて覚えていませんが、遊んでくれていた近所のお姉さんが、空襲警報のサイレンが鳴ったときに、祖母を慌てて抱き上げ、裸足のまま外に飛び出してくれたことだけははっきりと覚えているそうです。今はもう、戦争を体験した方々が少なくなっています。私の曾祖母の家には、戦争で亡くなった曾祖父や親戚の遺影があります。その中には、まだ青年のような若い遺影もありました。みんな、国を守ろうと一生懸命に戦った人たちです。身内にも戦争で亡くなった人がいるということは、想像もできないことでした。でも自分の命が今ここにあるのは、この人たちが命をかけて戦ってくれたお陰なのだと、戦争を自分のこととして考える機会にもなりました。
 今年、私たちは修学旅行で、京都の立命館国際平和ミュージアムに行きました。そこで、講師の一人の方が「どうして戦争というものが起きたのかはわからない。でも、どれだけの人を犠牲にしてきたのか、どれだけ戦争というものが悲惨なものなのかはわかる。そしてそれを、これから先、伝えていくことはできる。」とおっしゃいました。、また、私の中学校では、戦争を体験してきた方のお話を聞き、戦争について学ぶ時間があります。その方が、「『戦争は人がするべきこどではない。』と当時いいたくても言えなかった」とおっしゃっていました。そうです、戦争はしてはいけません。戦時中に亡くなった方々の思いを、未来につなげていくためにも、これから私たちが戦争の恐ろしさを、平和の大切さを伝えていかなければなりません。それと同時に、今生きている事に感謝しながら、一日一日を大切に生きていきたいと思います。」