学校からのお知らせ

新春子どもの声を聞く会

 先日の「新春子どもの声を聞く会」の長嶺君の発表内容を紹介いたします。

   「将来の夢」
      本庄中学校 二年 長嶺 透弥

 僕の将来の夢は、中学校か高等学校の教師になることです。
 去年行われた中学生講演会で、講師の中村さんは「人との出会いを大切に」と言われました。僕は今まで、自分を変えたり、自分の人生を変えるような人とは出会ってきませんでした。しかし、中学二年の後半の時期に立ち、この中村さんの講演をきっかけに、三人の人と出会うことができました。
 一人目は、人に勉強を教えることが楽しい自分です。僕は、勉強をすることが好きで、特に授業を受けることが好きです。授業では新しい知識を耳で聴いて、目で見て、とてもわかりやすく受け取れ、自分の意見も主張できます。僕はこの発表で、皆が知らない事を発表できると、とても充実感にひたれて、やってやったぞという気持ちになります。すると当然教えることも楽しくなってきます。テストのやり直しの時間などで、「透弥!これどこ?」「ここ、どうやって解くと?」と振り回されても、悪い気分にはなりません。ここで僕は、人に勉強を教えることが好きな自分と出会いました。将来に向けて、これからも学び続けていきたいと思います。
 二人目は、リーダーシップのある自分です。僕は現在生徒会副会長をしています。立会演説会で、僕がこの学校を良くしていくと言い、副会長になりました。そして、今も本庄中学校を代表して、この場に立っています。リーダーシップのある自分には、過去にも出会っていました。小学校の時、運動会のリーダーをしました。僕は競技中の友だちを絶え間なく応援し、団の皆に呼びかけながら、声がかれるまで、出し切りました。その結果、総合優勝と応援優勝を勝ち取るW優勝という悔いのない結果で終えることができました。4月には3年生になり本庄中を背負っていく立場になります。生徒会役員として積極的に物事に取り組み、全校生徒の前面に立ち、強いリーダーシップを発揮して、さらに良い本庄中学校を築いていきたいと思います。
 そして三人目は、バスケットの好きな自分です。僕は現在バスケット部に所属しています。バスケットは中学校に入学してから始めて、特にこれといった理由はありませんでした。入ってみたら、一つ上の学年の先輩がいなくて、後輩が入ってくるまでは全て自分たちでしなければいけませんでした。試合の時も経験者は二人しかいなく、一年生の僕たちはいつも負けてばっかりでした。落ち込むこともありましたが、バスケット部を辞めたいと思ったことは一度もありませんでした。逆に負ける度に悔しいと思い、ケガをしてても部活に参加し、できることをやってきました。そのかいあって、今ではスターターになり、負けることもほとんどなくなってきました。去年から後輩も入ってきて、少しずつ練習に集中できるようになり、今年で最後の中体連に向けて毎日練習に励んでいます。ここまで打ち込んできたバスケットを大人になってもやりたいと思っていますし、将来自分が味わったスポーツの楽しさを、他の人にも伝えられたらと思います。
 講演の中で中村さんは、どんなことが起きても、合い言葉は「チャンス」だと言われました。常に「これは何のチャンス?」と、チャンスを探すことが夢を叶える力となると言われました。この時期に、「勉強を教えること」、「リーダーシップをとること」、そして「スポーツのすばらしさを味わうこと」、この三つが好きな自分に出会えたことは大きなチャンスだと思います。夢を実現するための一歩になると思います。これから先、悩むことや挫折することも多いとは思いますが、何のための努力なのか、その目標を持つことができたので、いくらでもがんばれると思います。そのために、僕は「今できること」をやり続けていきたいと思います。