宮崎日日新聞”若い目”掲載令和5年9月25日
2年生の吉村仁花さんのエッセイが掲載されました。題名のとおり、読むと胸が温かくなります。
少人数できめ細かな関わりをとおして、生徒一人一人の感性を育てられることが本校の強みの一つです。
題名 胸が温かくなる
小学校6年生になった春のことだ。友達とお花見をすることになった。近くの公園に桜がたくさん咲いたので一度家に帰って、シートなどを持って公園に集合した。
そして、みんなでお菓子などを買いに行った。買い物が終わり、公園に戻ってシートを敷き、話をしながらさっき買ったお菓子を食べていた。
突然友達が「なんか音がしない?」と言った。ふと上を見てみると、桜の花にたくさんのミツバチが花の蜜を求めて飛んできていた。その光景を見て私たちは、微笑ましくなった。風に桜の花が揺れて、まるで笑っているように見えた。
私たちはお菓子を食べ終え、少し休憩した後、映画などを見て過ごした。話したり、写真を撮ったり、ブランコに乗ったり、私たちは時間が過ぎるのも忘れて遊んでいた。気づけば、あっという間に五時のチャイムがなっていた。
桜の花が太陽の光にきらきらと照らされて、とても輝いて見えてきれいだった。
今でも、あの光景を思い出すと胸が温かくなる気がする。