学校の様子

宮崎日日新聞”若い目”掲載令和6年1月4日

 3年生の桑野莉桜菜(りおな)さんの作文が掲載されました。彼女の名前にある「桜」、「月」を題材に、大切な気づきを伝えます。今年は元旦から辛いニュースが続いています。当たり前と有り難い、反対の意味の言葉をかみしめる日々です。

題名 当たり前に感謝

  「花は盛りに、月はくまなきをのみ、見るものかは」という兼好法師の考えに、私はとても共感します。

 桜は満開シーズンを過ぎても、桜の花はまだ多少残っているし、桜の花と一緒に咲いている葉桜を観賞して新しい季節が来るのだという気持ちになるのも悪くないと思います。

 いつも夜空を輝かせてくれているそのままの月を観賞するのも良いと思います。

 私がこの古典の言葉から思ったことは、当たり前は消えた時に気づくということです。桜の花も月も、どちらも当たり前のように咲き、当たり前のように空に昇る。でも、それらがなくなった時、当たり前が当たり前ではなくなってしまう。

 私たちも、当たり前のようにご飯を食べていますが、それは当たり前ではないということです。

 日頃、不自由なく暮らせているのは、裏で支えてくれる何かがあるから。これから、当たり前だと思っていたことにも感謝の気持ちをもちたいものです。