第34回JA共催杯UMK中学校バレーボール大会
先週開幕した第34回JA共催杯UMK中学校バレーボール大会ですが、榎原中男子は22日から試合が始まりました。結果は以下の通りです。
1回戦
榎原中 2(25-16,25,15)0 高原中
2回戦
榎原中 1(25-20,28-30,21-25)2 佐土原中
大会を翌日に控えた土曜日には、吾田中に来ていただいて最後の調整をしました。この日の目標としては、佐土原中を意識しながらゲームを作るということでしたが、結果は1勝4敗で、内容もほとんど得るものがありませんでした。この日は、このチームのテーマである考えるバレーをまったくすることができておらず、常に落ち着かないバタバタとした試合内容でした。
その考えるバレーの要である②は、セッターとしての技術は十分身についており、九州大会や県大会に出場するなど経験も抱負ですが、未だにプレーにまったく余裕がありません。点差が開いた時は落ち着いてトス回しをすることができるのですが、このレベルのチームが相手だと当然そのような展開は期待できません。そのような中、②だけに頼らず、チームとしてどのようにコミュニケーションをとって目指すバレーを作り上げていくかというまとまりがまだまだ不十分でした。
その原因は、新チーム発足以降、ほとんど私が練習試合や大会を見ることができておらず、その場しのぎの結果オーライバレーをしてきたことと、年始に数名インフルエンザに罹患したことによる体力の低下や練習試合キャンセル等などによる調整不足が大きいと思います。練習試合終了後、少し修正をしましたが、かなりの不安を抱えながら大会に臨みました。
第1試合の高原中戦では、1セット目は裏からスタートしましたが、初戦の緊張もあって相手にリードを許すスタートとなりました。その後は相手のサーブミス等もあり安定した試合運びをすることができました。この試合では、サーブやブロックの狙いなど佐土原中戦を意識してプレーをしたのですが、多くのミスがあったので、終了後にポジションや約束事の再確認をして次の試合に臨みました。
今大会の大きな山場となった第2シードの佐土原中戦に向けては、それなりに対策はしたものの、佐土原中に限らず、新チームははっきりいってほとんど見たことがないので、やってみなければ分からないという状態でした。それよりも自分たちが落ち着いて練習でやってきたことを出し切れるかどうかの不安の方がかなりありました。
第1セットは、相手のサーブミスが多く、逆にこちらがサーブで攻めて相手の攻撃の的を絞ることができたので、終始リードして終えることができました。しかし、終盤に相手が修正してきた後に追い上げられてきたので、第2セットは守りに入らずとにかく攻めることを強く意識させて臨ませました。
第2セットも序盤からリードする展開で、相手もサーブを強く打ち込めない状態だったので、リードして終盤を迎えました。その後は一進一退の攻防でしたが、最終的には28-30で敗れました。このデュース中に、相手のチャンスボールがコート内に落ちる、Aパスからの時間差を決めきれない、サーブをネットにかけるなど、3回は確実に試合を決めることができた場面がありました。しかし、そのいずれも決めきれずにフルセットにもつれ込みました。
3回もチャンスがあって決めきれなければ、完全に流れは相手にいってしまうことは明らかで、第3セットは序盤からサーブで攻めてくる相手に対し、連続失点を喫するなど、終始相手にリードを許す展開となりました。この展開になるとエース勝負になってしまい、2枚いる佐土原中と1枚しかいない榎原中とではじわじわと差が広がっていき、必死に食らいついて相手にタイムを取らせるところまでで精一杯でした。
今回の結果は、目標のはるか手前で終了し、とても残念な結果でした。しかし、内容は前日に不安視していたよりはある程度力を出し切れたと思います。そんな中勝負を決めたのは、ポジショニングやマークの確認、サーブのねらいやブロックのねらいというチームとしての約束事の不徹底と、パスの不正確さ、そしてなにより勝負所でのコミュニケーションの不足でした。どれも一人一人がチームのためを考えてプレーしていれば防げるミスであり、その差で今回は敗れました。
当然その責任は監督にあります。金曜日に練習に集まってくれたOBや、当日精一杯応援していただいた保護者の方々、そして何よりもこれまで監督抜きで週末頑張ってきた選手たちのためにも、この試合は勝負にこだわって絶対に勝つという強い気持ちをもって臨んだ試合でした。この試合を勝たせることができれば、このチームはもっと成長することができたと思うと、とても残念でなりません。
今年度も残りあと2ヶ月あまりとなりました。今回足りなかった部分を少しでも身につけることができるように、日々の練習、そして指導に精進していきたいと思います。
1回戦
榎原中 2(25-16,25,15)0 高原中
2回戦
榎原中 1(25-20,28-30,21-25)2 佐土原中
大会を翌日に控えた土曜日には、吾田中に来ていただいて最後の調整をしました。この日の目標としては、佐土原中を意識しながらゲームを作るということでしたが、結果は1勝4敗で、内容もほとんど得るものがありませんでした。この日は、このチームのテーマである考えるバレーをまったくすることができておらず、常に落ち着かないバタバタとした試合内容でした。
その考えるバレーの要である②は、セッターとしての技術は十分身についており、九州大会や県大会に出場するなど経験も抱負ですが、未だにプレーにまったく余裕がありません。点差が開いた時は落ち着いてトス回しをすることができるのですが、このレベルのチームが相手だと当然そのような展開は期待できません。そのような中、②だけに頼らず、チームとしてどのようにコミュニケーションをとって目指すバレーを作り上げていくかというまとまりがまだまだ不十分でした。
その原因は、新チーム発足以降、ほとんど私が練習試合や大会を見ることができておらず、その場しのぎの結果オーライバレーをしてきたことと、年始に数名インフルエンザに罹患したことによる体力の低下や練習試合キャンセル等などによる調整不足が大きいと思います。練習試合終了後、少し修正をしましたが、かなりの不安を抱えながら大会に臨みました。
第1試合の高原中戦では、1セット目は裏からスタートしましたが、初戦の緊張もあって相手にリードを許すスタートとなりました。その後は相手のサーブミス等もあり安定した試合運びをすることができました。この試合では、サーブやブロックの狙いなど佐土原中戦を意識してプレーをしたのですが、多くのミスがあったので、終了後にポジションや約束事の再確認をして次の試合に臨みました。
今大会の大きな山場となった第2シードの佐土原中戦に向けては、それなりに対策はしたものの、佐土原中に限らず、新チームははっきりいってほとんど見たことがないので、やってみなければ分からないという状態でした。それよりも自分たちが落ち着いて練習でやってきたことを出し切れるかどうかの不安の方がかなりありました。
第1セットは、相手のサーブミスが多く、逆にこちらがサーブで攻めて相手の攻撃の的を絞ることができたので、終始リードして終えることができました。しかし、終盤に相手が修正してきた後に追い上げられてきたので、第2セットは守りに入らずとにかく攻めることを強く意識させて臨ませました。
第2セットも序盤からリードする展開で、相手もサーブを強く打ち込めない状態だったので、リードして終盤を迎えました。その後は一進一退の攻防でしたが、最終的には28-30で敗れました。このデュース中に、相手のチャンスボールがコート内に落ちる、Aパスからの時間差を決めきれない、サーブをネットにかけるなど、3回は確実に試合を決めることができた場面がありました。しかし、そのいずれも決めきれずにフルセットにもつれ込みました。
3回もチャンスがあって決めきれなければ、完全に流れは相手にいってしまうことは明らかで、第3セットは序盤からサーブで攻めてくる相手に対し、連続失点を喫するなど、終始相手にリードを許す展開となりました。この展開になるとエース勝負になってしまい、2枚いる佐土原中と1枚しかいない榎原中とではじわじわと差が広がっていき、必死に食らいついて相手にタイムを取らせるところまでで精一杯でした。
今回の結果は、目標のはるか手前で終了し、とても残念な結果でした。しかし、内容は前日に不安視していたよりはある程度力を出し切れたと思います。そんな中勝負を決めたのは、ポジショニングやマークの確認、サーブのねらいやブロックのねらいというチームとしての約束事の不徹底と、パスの不正確さ、そしてなにより勝負所でのコミュニケーションの不足でした。どれも一人一人がチームのためを考えてプレーしていれば防げるミスであり、その差で今回は敗れました。
当然その責任は監督にあります。金曜日に練習に集まってくれたOBや、当日精一杯応援していただいた保護者の方々、そして何よりもこれまで監督抜きで週末頑張ってきた選手たちのためにも、この試合は勝負にこだわって絶対に勝つという強い気持ちをもって臨んだ試合でした。この試合を勝たせることができれば、このチームはもっと成長することができたと思うと、とても残念でなりません。
今年度も残りあと2ヶ月あまりとなりました。今回足りなかった部分を少しでも身につけることができるように、日々の練習、そして指導に精進していきたいと思います。