部活動

長所は短所、短所は長所

 2324日の2日間は榎原地区体育館にたくさんのチームに来ていただいて練習試合を行いました。

 
23日(土)は、三股中・沖水中・木花中・福島中の4校に来ていただきましたが、三股中はエース、沖水中は裏エース、木花中はセッター、福島中は裏エースを欠き、どのチームも万全の状態とは言えない中での練習試合となりました。榎原中もキャプテンが前日まで熱発というコンディションで、午後には両足が痙攣し離脱するという中、三股中に13敗、沖水中に31敗、木花中に21
敗という結果でした。
 この日は、三股中に12-13から16-25で敗れ、沖水中には19-8から23-17、木花中には22-13から23-19
まで詰め寄られるなど、相変わらず勝負所で我慢しきれない、だめ押しができない精神的な弱さや甘さが出ていました。また技術的な面では、ブロックがいまいち機能していなく、マークについているのに間が空いたり、基準がずれたり、跳ぶのが遅くてワンタッチや吸い込みで点を取られています。今、ブロックの練習を強化しているところですが、日々の練習で強烈に意識して取り組んでほしいと思います。

 
24日(日)は、姫城中・妻ヶ丘中・宮崎西中・佐土原中・吾田中の5校に来ていただきましたが、この日も宮崎西中と吾田中はエースを怪我で欠いている状態で、榎原中も前日に右手親指の付け根を痛め病院に行った④の選手なしでの一日となりました。この日は、姫城中に02敗、妻ヶ丘中に20敗、宮崎西中に20敗、佐土原中に02
敗という結果でした。
 この日は試合直前に④が離脱したため、急遽フォーメーションを変更して練習試合に臨みましたが、姫城中や宮崎西中とデュースで競り合うなど、逆に集中してやれていました。しかし、前日と同じように、姫城中に17-19から18-25、佐土原中には8-25!や18-15から22-25で敗れ、妻ヶ丘中には20-9から22-19に詰め寄られるなど相変わらず不安定なゲームを続けています。特に佐土原中には、現在6
連敗中とまったくゲームを作らせてもらえません。原因は、佐土原中の思い切ったサーブやスパイクに押されて(びびって)いることと、通常なら決まるスパイクやサーブも粘り強くレシーブしてくるので、拾われ続けているうちに集中力が切れてしまうということが考えられます。このようなチームを崩すためには、クイックを入れて時間差を使ったり、横の幅を広く使った攻撃をしたり、あるいは軟打を織り交ぜたりすることでレシーバーを前後左右にゆさぶるなど、頭を使ってプレーする必要があります。しかし、強打を打てばレシーバーの正面、軟打を打てばレシーバーの守備範囲内、クイックを使う勇気もないと、どうやって点を取ろうとしているが見えてこない状況です。ミドルブロッカーの④がいなかったのでクイックやブロックが厳しかったということもありますが、他のチームとはそれほど問題なくゲームを作れていたので、ゲームの流れを読む力や相手や自分たちの状況を把握する力、つまり考えてバレーをする力が足りないのだと思います。

 というように、まだまだ課題ばかりが目立つチームですが、キャプテンの①とエースの⑤がずいぶん3年生らしくなってきた部分と、セッターのトスが少しずつ安定してきたことがプラスかなと思います。また、病院に行った④は、幸い骨折ではなかったということで一安心しました。彼は秋の県大会1週間前に捻挫、JA
共催杯の3週間前に骨折、そして今回夏の地区大会2週間前に怪我と、大事なところで怪我をしています。彼は本当にバレーに対して一生懸命で誰よりも真面目に練習に取り組みますが、このような追い込みの時期に入ると、気持ちが入りすぎて、できないことや無理なことまで頑張ってしまい、結果怪我をしてしまっています。長所は短所で短所は長所です。個人としてもチームとしても、しっかりと自分の特徴を把握し、そのことを意識して生活することで、短所を補い、長所を生かすことができると思います。彼のその一生懸命な姿が、今回チームメイトに伝わっていれば、彼もチームも大きく成長することができるきっかけとなるはずです。

 今週末は熊本県山鹿市で開催される第
18回中原旗招待中学生バレーボール大会に出場させていただきます。この大会に参加するために、後援会をはじめ多くの方々に多大な協力を頂いています。感謝の気持ちをコート内外で表現してくれることを期待しています。