部活動

第67回宮崎県中学校総合体育大会①

 7月24~26日に行われた、第67回宮崎県総合体育大会が終わり、榎原中は全国大会目指してベストを尽くしましたが、一歩及ばず第3位という結果に終わりました。2日目の結果は以下の通りです。

 準々決勝
 榎原中 2(27-25,25-23)0 高原中
 決勝リーグ 第1試合
 榎原中 0(20-25,20-25)2 日向学院中
 
 この大会の一番の山場は初戦でした。第1シードとなった榎原中は、1回戦がないため、初戦が決勝リーグをかける最も重要な試合となり、1回戦の結果、相手は前日に宮崎西中を下して勝ち上がってきた高原中と対戦することになりました。高原中は県トップレベルの力があり、数多くの練習試合を繰り返してきたチームでもあります。一応試合を観戦しましたが、お互いに全てを知り尽くしており、まずは先のことを考えずに、この試合に持てる力のすべてを出しきって真っ正面からぶつかるだけという感じで当日を迎えました。

 第1セットは、前半は互角だったのですが、中盤からは高原中のペースとなり、4点差を追いかける苦しい展開となりました。16-20の場面でタイムを取り、そこから3連続得点で差を縮め、20-23からの4連続で一気にセットポイントを奪ったものの、追いつかれ、最後はなんとか振り切ることができました。このセットの榎原中はサーブミスが5本、サーブキャッチミスが2本と、いつもと違う状況の中で、なかなか流れがつかめない展開となりました。
 第2セットも、前半は互角の展開だったのですが、今度は中盤から榎原中のペースとなり、最大18-12まで差を広げました。しかしそこから少しずつ差を縮められ、23-20のサーブミスから23-22まで詰め寄られたものの、ここで⑤が会心のブロックを決め、なんとか競り勝つことができました。このセットもサーブミスが4本と、なかなかこの大会の雰囲気に慣れることができませんでした。

 決勝リーグ第1試合の相手は、本庄中を破って勝ち上がってきた日向学院中でした。日向学院中は能力の高いメンバーがそろっており、先のJA杯でも苦戦した相手です。技術面では、高いブロックと攻撃力がありますので、サーブがいまいちのこの日の状況では、かなり苦しい展開になることが予想されました。加えて、精神面においても、高原中との接戦でかなり消耗していることと、第1目標である決勝リーグ進出を決めたことからくる安心感が、私も含めチームの中にはびこっていました。
 そんな中始まった第1セットは、終始相手のリズムで試合が進みました。先ほどの試合でサーブが入らなかったこともあり、まったく攻めるサーブが打てず、逆にサーブキャッチミスが4本と、相手のサーブに翻弄されてしまいました。榎原中はミスが12本、日向学院中は6本と、ミスだけ見ても到底勝てる内容ではありませんでした。
 第2セットも立ち上がりからサービスエースを3本取られた後相手がサーブミスしてくれたものの、次のサーブをこちらがミスするなど、立ち上がりから2-9と大差を付けられてのスタートとなりました。このセットのミス自体は8本だったのですが、このうちの4本がセット開始直後に集まってしまったことで、終始相手のペースで試合が進み、最後になんとか食らいつくものの、時すでに遅しといった感じでした。

 これで榎原中としては第3シードの三松中に勝つことはもちろんのこと、第2シードの佐土原中にも落とせないというとても苦しい状況になってしまいました。しかし、どんな状況になっても、これまでやってきたことを出し切って必ず県チャンピオンになるんだということを伝えて最終日に臨みました。