部活動

気力を振り絞る

先週末は、木曜日から土曜日まで修学旅行で、日曜日は青島青少年自然の家で、県選抜チームの壮行試合の横でお手伝い及び練習試合を行いました。榎原中は1・2年生が合同で修学旅行に行くので、部員すべてが5日ぶりのバレーであり、部活動がない中で、バレーに対する意識がどのくらいあるかを確かめるいい機会になりました。

 試合のほうは、高原中に3勝、宮崎西中に3勝と、ゼビオカップの初日以来2度目の全勝で一日を終えることができました。苦しい状況の中でしたが、怪我人も無く、最後までしっかりと試合をすることができたことはとても大きな経験になったことだと思います。

 私は県選抜チームのスタッフとして参加していたので、内容はほとんど見ていないのですが、スコアブックを見てみると、高原中との試合では、常に先行される展開から、何とか追いついて追い越すという3セットでした。特に最終セットは31-29でからくも勝利したのですが、身体が思うように動かない中、気力で勝負することができたのだと思います。


 普通のチームであれば、点差を広げられたら、ある程度あきらめたり、集中力が切れたりするのですが、榎原中はそういう部分はあまりなく、最後まで一生懸命にプレーします。この部分はチームのとても良い部分です。しかし、このような展開では、追いつくことに力を使い果たしてしまい、最後に引き離されてしまう可能性が高くなります。

逆に改善すべき点は、エンジンがかかるのが遅い点です。朝一番の試合や試合の前半は、相手に合わせたバレーをしてしまい、スタートにつまずくことがよくあります。また点差を広げたりすると、本人たちには自覚はありませんが、少し集中力が落ちます。そして追いつかれそうになってあわててギアを入れるのですが、エンジンのかかりが遅く、逆転されることも多くあります。

 ここぞ!というときにギアを上げるためには、チームとしての武器が必要です。俺が決める、僕が上げる、自分が止めるなど、苦しい時にチームのために自分が何をすることができるのか、何を求められているのか。8人が一体となってチームのためにベストを尽くせるような練習をしていくことが大切です。

 今日、題名の“気力”という言葉を検索していたら、次のような言葉がありました。

 “努力は素質を上回り、気力は実力を越える”


 榎原中は努力はしていますので、それぞれの素質を上回っていると思います。あとは、気力を高めることで、実力以上の力を発揮して、目的や目標を達成してくれることを期待しています。

 今週は都城地区で行われるウインターリーグに参加させていただきます。このような大会に参加できるのも、大会を運営してくださる都城地区の先生方や協力してくださる保護者の皆様のおかげです。感謝の気持ちを忘れずに、日々の練習に精いっぱい取り組みましょう。