部活動

百錬成鋼

今年も残り1か月となりましたが、11月もたくさんの方々に支えられ、チームの強化を進めることができました。

 

11月3日…木花中体育館(3勝5敗:木花中)

11月5日…小林中体育館(10勝:永久津中・小林中・高原中・細野中・広瀬中に2勝)

11月19日…榎原地区体育館(2勝5敗:吾田中に2勝4敗、日南振徳高に1敗)

11月20日…青島青少年自然の家体育館(2勝2敗:宮崎西中と高千穂中に1敗、佐土原中と八代中に1勝)

11月23日…小林西高校体育館(5勝2敗:佐土原中に3勝1敗、三松中に2勝1敗)

 

 秋の中体連も終了し、この代の県内男子バレーボール勢力図がだいたいわかりました。現時点では、優勝した宮崎西中を中心に、福島中・佐土原中・吾田中が県上位の力があり、その他のチームは少し力が離れているような感じです。榎原中も宮崎西中以外には、なんとかゲームを作れているので、すべてを出し切ることができれば、目標である夏の全国大会出場も決して夢ではありません。しかし、同地区に福島中と吾田中がいるので、まずは昨年以上に厳しい地区大会を勝ち上がることが最低条件になります。
 そんな中、今はチームの長所であるエースを生かすバレーをするために、その他の選手のレベルアップと、エース自身のさらなるレベルアップを目標に練習しています。そのため、裏ローテ-の経験を多く積まていますが、ただやっているだけでは成長することはできません。いかに、攻めながら、自分たちのミスを減らし、相手のミスを誘うようなプレーができるかがポイントになってきます。
 その土台となるのは、基本的なバレーボールの技術と人間力です。
基本的な技術については、どうしても目先のプレーに目がいってしまい、自分の形を崩して、正しい形でプレーすることが徹底できていいません。毎日の練習の半分以上が、細かい確認の繰り返しで、サボろうと思えばすぐにサボれます。しかし、この基本的な技術の定着こそが、試合で自分たちのもっている力を出すことの近道です。
 また、人間力については、当然バレーボールの中だけで高めることができるはずもなく、それ以外の時間でどれだけ意識して生活することができるかが大切です。
人間力についても、この1週間だけでも、ずるをしたり、人に迷惑をかけたり、見ていないところで適当なことをしたりしていたことがあり、その人間性がプレーに出ていました。自分のことだけではなく、周囲の状況を考える力や周りの人たちとのコミュニケーション力を高めることで、バレーボールを通して人間力を高めていくことができれば、どんな場面でも自分たちの力を発揮することができるはずです。

 タイトルの百錬成鋼とは、今年の榎原中生徒会のテーマで、“
いくたびも心身を鍛錬することによって、はじめて立派な人物になるのだということ。また、意志などが強固なことのたとえ。”という意味です。まだまだ、チームとしての目的に対する意識の低さ、目標に対する覚悟が足りず、自分の指導力不足を痛感しているところです。

 今週末はテスト前部活動停止期間に入りますが、来週からは3週連続で大会に参加させていただきます。今までは、私が隣で見ている時はしっかりやれていますが、そうでないとすぐ甘い部分が出てしまっています。様々な活動をとおして、この百錬成鋼という言葉のように、何度も何度も鍛えに鍛え、鋼のようにぶれない人間力を少しずつでも身につけてくれることを期待しています。