部活動

PDCAサイクル

経営学やマネジメント理論の中に、PDCAサイクルという考え方があります。このPDCAサイクルというのは、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4 段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善するという手法の一つです。

1. Plan (計画):従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する。

2. Do (実施・実行):計画に沿って業務を行う。

3. Check(点検・評価):業務の実施が計画に沿っているかどうかを確認する。

4. Act (処置・改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて処置をする。


 近年ではあらゆる業界でも使われていますが、部活動における日々の練習をこの
PDCAサイクルに当てはめると、

1. Plan :練習でどのようなことに課題意識をもって取り組むかを計画する(目標を立てる)。

2. Do :計画に沿って(目標を意識して)練習に取り組む。

3. Check:計画通りにできたか(目標を意識して取り組めたか)、計画(目標)に無理はなかったかを振り返る。

4. Act :振り返ったことを、どのように改善するのかを考えて、次の練習に反映させる。


 また、大会を目標とした
PDCAサイクルであれば、


1. Plan
(計画):目標設定・現状分析・課題の確認・練習メニューの選択や方法、対戦相手の分析など

2. Do(実行):日々の練習

3. Check(評価):バレー日記・練習試合・ミーティング
4. Act(実行):各評価を踏まえての公式戦

といった流れを立てることができます。榎原中バレー部では、このようなPDCAサイクルを、バレーノートやミーティングを活用して行おうとしています。しかし、現在のところ、その内容はただの感想や同じ事ばかりで、本当に深く練習を振り返ったり、強い目的意識をもって練習に取り組んだりすることができていません。個人やチームをより良くしていこうとするのであれば、現状をしっかりと把握するために考える時間が増えるはずです。その結果、ノートや話し合いの内容が濃くなり、ひいては練習の質も高まってくるはずです。

東進ハイスクールの林修先生が、「努力は裏切らない」という言葉は不正解であって、説明が足りないと言っています。林修先生いわく、「正しい場所、正しい方向で、十分な量の努力をしたら努力は裏切らない」のだそうです。私もまさにその通りだと思います。

今週末は、榎原地区体育館に宮崎地区・都北地区・南那珂地区の強豪に来ていただいての練習試合となります。充実した2日間になるように、日々の練習の質を高め、しっかりとした準備をして練習試合に臨んでほしいと思います。