散々
先の鹿児島遠征でまずまずの内容で、少しは光明が見えてきた矢先ではありましたが、月曜日の学校生活は散々でした。九州大会用の写真を撮るためのユニフォームを忘れていたり、課題の提出をしていなかったり、課題のやり直しが終わらず17時30分を過ぎてもミーティングを始めることができなかったりという状況でした。その日はあまりに情けなくて、結局予定していたミーティングもせず、副顧問のK先生にあとをお願いして帰ることにしました。
翌日、昨日のK先生の話が伝わっていたのか、朝全員で集まっていました。そこで私の部活動に対する考えを再度伝えました。それは、部活動はバレーボールクラブではなく、あくまで学校生活があってこその活動なので、バレーボールの技術を教えることがメインではなく、それ以上に礼儀面や人間関係作り、そしてそこで得たものを普段の生活の中で生かせるようにすることを最も大切にしているということ。生活面と部活動面で経験したことや学んだことをお互いに生かしながら、その両輪をバランスよく回すことができれば、結果的には目標に向かってまっすぐ進むことができるということ。部員全員の学校生活がしっかりできないようであれば、指導者の指導力不足であり、それはつまり私には指導する資格がないということを伝えました。
しかし、この日もまた1名忘れ物をしているということでした。言葉やバレーノートの中では反省をしていると言っていますが、言われていることの本当の意味を理解していないからこのようなことが起きます。そしてそれは彼らにしっかりと伝えることができていない私の責任です。この日は8名の中のたった1名でしたが、8名全員が榎原中男子バレーボール部の一員である以上、全員でしっかりとやるべきことをやらなければなりません。結局この日も練習指導はK先生にお任せして、私は練習終了までずっと体育館の外にいました。
現在、“技”と“体”が少しずつついてきていますが、その“技”と“体”を使う“心”がすべての基本です。自分たちが掲げた“心”の文字を忘れずに、自分の弱さに負けないように、当たり前のことを当たり前にできるように強く意識しなければなりません。来週の鹿宮対県大会や九州大会には、宮崎県代表として大会に臨みます。“強い”だけではなく、“良い”チームを目指して、日々の練習に取り組んでほしいと思います。