部活動

最後の追い込み

 県大会を2週間後に控えた先週末は、最後の追い込みとして2日間とも終日練習試合を行いました。テーマとしては、サーブを狙って攻めることと、ブロックの基準をそろえること、そしてゲームの流れを読みながら自分たちで安定した試合運びをすることでした。また、前回同様裏ローテの経験を多く積ませることでレベルアップを図りました。

 土曜日は榎原地区体育館に沖水中、大淀中、木花中をお迎えしました。結果はシード校の沖水中に4勝、大淀中に4勝、木花中に1勝3敗でした。
厳しい相手にも裏で勝負し、ある程度戦うことができました。特に沖水中との試合では、苦しい場面もたくさんありましたが、サーブで強く攻め、相手のスーパーエース・裏エースをブロックし切り返すという形ができていました。逆に木花中との試合では、勝った1セットは大差でとれたのですが、敗れた3セットはすべて接戦で、木花中の集中力が最後まで落ちなかったために、自力の差で敗れてしまいました。裏エースの②がいないことで、すべての局面においてかなり消耗するため、このような展開になると厳しいなという印象でした。
 この日は気温・湿度ともに非常に高く、体育館が滑りやすいため、体育館を閉め切ったとても厳しいコンディションでした。そんな中で、連続した12セットすべてにおいて気を抜かず最後まで気力を振り絞って戦えたことは、夏の県大会を戦い抜く上で大きな収穫となりました

 日曜日は高原中とともに日向学院中に伺いました。シード校の日向学院中と3勝1敗、高原中と3勝0敗という結果でした。日向学院中に対しては、高いブロック相手にどのようにして点を取っていくかということを考えさせながらプレーをさせました。速い攻撃でブロックを外すということはある程度できていましたが、ブロックアウトなどブロックを利用して点を取ることはあまりできませんでした。また、敗れた1セットは、いつものように出だしでミスを連発し、サーブで崩されてそのまま終わるという形でした。そのセット後に久しぶりに3年生に厳しい話をし、疲れているときこそ3年生の力が試されると伝えました。また、ロングサーブで揺さぶられていたことが目立っていたので、ロングサーブに対する対応をしっかりとして次のセットに臨みました。その結果、特にサーブでくずされることもなく、終始安定したゲームをすることができました。
 また、高原中との対戦ではすべて裏ローテで臨んだのですが、出だしから常にリードを奪われ、途中サーブで追いつくものの、なかなか相手を突き放すことができずに終わるという内容でした。高原中とは2月のU-14の大会で初めて対戦し、その後3回ほど一緒に練習をしています。1・2年生チームではありますが、4月から顧問に復帰されたO
先生の指導の下、どんどんチーム力が上がってきています。180cm近いスーパーエースの他、レシーブがとてもよいプレーヤーなどがいて、必死にボールをつなぐバレーをしています。何よりもO先生と一緒になって素直にバレーを楽しんでいることが伝わってくるので、私も含めてしっかりと見習うべきところがたくさんありました
 最後に、日向学院中のM先生の計らいで、日向学院高校のみなさんに、ポジション別にいろいろとアドバイスをしていただきました。主力の現高校
3年生生は、榎原中が夏の県大会で3位となったときにし烈な決勝リーグを戦ったメンバーで、県体育館での死闘を思い出し、とても懐かしく感じました。生徒達も先の高校選抜の試合やテレビ等でしか見たことがない高校生に実際にいろいろと声をかけてもらってとても嬉しかったようです。

 何はともあれ、怪我なく追い込みの2日間を終えたことが一番でした。結果も2日間で15勝4敗と、課題をもって挑んだ割にはそこそこだったので、良いところは自信をもって、改善すべきところはしっかりと課題意識をもって最終調整をしていきたいと思います。
 
今週からは少し強度を落とした練習メニューにしてコンディションを整えていきます。そして今週末の鹿児島遠征ですべてを仕上げ、100%の状態で本番に臨みたいと思います。