部活動

より高く飛ぶ為にはより低く

 いよいよ県大会を明日に控え、今週の男子バレー部は、来週の文化祭の準備と平行して、月曜日には地区駅伝大会に参加し、水曜日には新聞社の取材の対応など、なかなか慌ただしい一週間となっています。榎原中学校は明日は試合がなく日曜日からですので、明日は県選抜チームをお休みさせていただいて、最後の調整をしようと思います。
 
 さて、先週末の練習試合の内容ですが、土曜日は選手たちの甘く弱い部分が随所に出てしまい、ほとんど収穫のない一日になったようです。結果のほうも、高原中に2敗、佐土原中に1敗、本郷中に1勝1敗、久峰中に2勝、西小林中に2勝の5勝4敗でした。特に最後の本郷中との試合では、保護者曰く、「機械が壊れる寸前のような感じ」だったそうです。最後に保護者の話を聞く中で、何名かの選手は涙を流していたそうですが、終わってから後悔するのでは無く、その気持ちを今その最中になんとかしようと表現し、もっともがくことが必要なのではないでしょうか。
 日曜日は、本人たち曰く、少しは持ち直して、庄内中に2勝、高原中に1勝1敗、姫城中に1勝、三松中に1勝、福島中に2敗の5勝3敗でした。怪我人を抱えながら、テーマを持ちながらの17セットの中で、トライしようとしていることが少しはできたことが収穫ですが、それよりも気持ちがプレーに大きな影響を与えることを実感することができた2日間だったと思います。O先生、2日間本当にお世話になりました。
 その後、ミーティングを行い、チームができていることと課題をしっかりと見つめ直し、その課題に向けての取組を今しているところです。たった4日間で修正できるとは思えませんが、1回でも多く今やっていることが試合の中で出せればいいと思います。

 秋の県大会に向けてのチームの目標はもちろん「優勝」ですが、目的は、人間力を高めるために「お互いに信頼される人間になる」ということです。自分のやるべきことをきちんと果たし、周囲のことを考えて行動することができれば自ずと道は開けるはずです。
 より高く飛ぶためにはより低く沈むことが大切だとよく言われます。先週末どん底まで沈んだ分、これまで練習してきたことを信じ、自信をもって、榎原中としてのプライドを胸に県大会で高く飛んでくれることを期待しています。