部活動

どん底

 正月合宿を終えて、ほっとしたのもつかの間、今週は土曜日が山之口町で、日曜日は日南市で練習試合を行いました。

 山之口には高原中・西小林中・宮崎西中・姫城中との練習試合でした。結果は高原中に2敗、姫城中に1敗し、7勝3敗でした。私が正月合宿以降体調を崩して休んでいたので、久しぶりにチームを見ましたが、練習でやるはずだった正月合宿で気になった部分を少し修正してゲームに臨み、ゲーム中に細かい修正をしていきました。たくさんの修正点があったのですが、そのほとんどがサボりとコミュニケーション不足によるものなので、自分たちの意識を高めれば防げるということを伝えて、私は県選抜の解団式の準備で山之口を離れました。その後、午前中はその修正点に対して集中力が続き結果も内容もよかったようですが、午後からは集中力が落ちてしまい、結果も内容も散々なものだったようです。


 日曜日は高原中・佐土原中・本郷中・福島中との練習試合でした。例年であればこの時期には県大会に出場したチームを中心に参加する鶴田病院杯があるのですが、今年は体育館の改修工事等の影響で中止になったので、早い段階で練習試合を組んでいました。来ていただいたチームは、どのチームも県のトップを狙っているチームで、
JA共済杯に向けて、このレベルでどのくらい自分たちが目指すバレーができるのかということを試す絶好の機会でした。が…。

結果は本郷中に2勝で、あとの3チームには6セット全て勝てず、内容もふるいませんでした。榎原中以外のチームはそれぞれテーマに沿った迫力のある試合を展開していました。中でも本郷中は、最後のセットで佐土原中からセットを奪うなど試合を通してどんどん成長していました。一方の榎原中は、勝つときはサーブで、負けるときもサーブでという、ほとんど得るものの無い一日となりました。


 その原因は何なのかというと、技術的には基本的なプレーがいいかげんであること、精神面ではチームとしてまとまっていないということにあります。

基本的なプレーについては、日々の練習の中ですべて形を意識して行っていますが、年末年始、そしてここ数日と全く練習を見ることができませんでした。その結果、まだ基本的な形が身に付いていない選手が多い榎原中は、それぞれの形でバレーをするようになっていました。そのようないいかげんなプレーでは安定したゲーム展開ができるはずもなく、一つのミスからどんどん崩れていったという状況です。

また、チームとしてまとまっていない部分については、まず大前提である8人全員がそろっていません。そして、コート内でほとんど意味のある声が出ていません。結果、お見合いやコンビミス、狙いが徹底できない、人任せなプレーなど、まるでチーム結成当初のようなバタバタしたゲームをずっと続けていました。


 こういう状況では、もう何を言っても無駄なので、とりあえず一日を怪我無く過ごすことと、早く終わって練習がしたいという思いの中一日が終わりました。このような状況で練習試合をしてしまったことについて、せっかく来ていただいたチームには大変申し訳なく思っています。


 JA
共催杯まで、あと2週間という時期ですが、チーム状況は最悪と言わざるをえません。しかし、どんな逆境であっても、ブレずに目標に向かって努力を続けるしかありません。目標である、JA共催杯で優勝して九州大会に出場するために、もう一度、心を強くもって、初心に戻ってこの代の榎原バレーを追い求めましょう。