部活動

切替

 榎原中は現在テスト前部活動停止期間ですが、中総体地区大会が終了し、この部活動停止期間までは、もう一度原点に戻るべく、“守”期(http://cms.miyazaki-c.ed.jp/4225/htdocs/index.php?key=jot4wxwyp-133#_133)の復習を意識してチームを見ていました。
 しかし、地区大会でなんとか勝利した後、残念ながらというかやはり、気持ちが一度大きく抜けてしまいました。県チャンピオンに勝たなければ全てが終わるという大きなプレッシャーから解放されたわけですから、そうなってしまうのは、特に中学生としては当然なのかもしれません。

 そうなることを見越して、私としては小林西高校や日南振徳高校との練習や県外の強豪との練習試合を設定したり、新たに全国大会ベスト4以上という高すぎる目標を立てたり、練習メニューを工夫したり、新しいユニフォームや練習着をそろえたりと、あの手この手でモチベーションを高める手立てをうちました。
 しかし、当の本人たちにその気がうすければ、何をやっても意味がありません。実際、チームの中で、忘れ物がなくならない、朝の奉仕活動や練習時間に遅れる、準備が遅い、満足な自主練ができていない、テストの結果がふるわないと、まるで地区大会を優勝してすべてが終わってしまったかのような状況です。
 このような甘い行動をとっていては、目標を達成することは絶対にできるはずもなく、何より目的である人間力を高めることも、地区大会に優勝したことでかえって人間力が低下しているという情けない現状です。

 私もこの期間は、“守”期のまとめとして、半ば意図的に厳しくチーム内の約束事について指導してきた。しかし、部活動が再開する今日からは、“破”期の復習になりますので、そういったよどんだ、甘えた空気を自分たちで“破”って、1ヶ月後にはあの地区大会の時のように、部員一人一人が、自ら気づき、自ら考え、自ら実行することができる、私から“離”れたチームにならなければなりません。
 終わったことにとらわれずに、前だけを見てしっかりと気持ちを切り替え、嘘をついたりごまかしたりせず、自分で自分に嘘をつかない自立した人間になってほしいと思います。