高い壁
先週土曜日は、JA杯が行われている傍らで、小林西高校に伺わせていただきました。午前中は高校生にみっちり基礎的なトレーニングやパス、スパイクフォームなどを指導していただき、午後からは高校生相手に試合もさせていただきました。
午前は、普段よく鍛えられている前後の動きではなく、左右の動き、側面の筋肉を意識したトレーニングがとても参考になりました。また、技術的な部分でも、中学生からしたらはるかに上手な高校生が、基本的な形を意識しながら丁寧に一本一本練習している姿を見ることがとても勉強になったと思います。
午後は、5セットさせていただきましたが、最初の2セットはまったく話になりませんでした。そこで気合いを入れた後に、ある程度狙い所を絞らせ、その後の2セットは、内容は良くなったのですが、結局は単純なミスで相手に点を与え、スコアとしては完敗でした。最後の1セットは、今日の内容を踏まえつつ、JA杯の結果も伝えて気持ちを高めさせて臨ませたところ、ようやく最後まである程度集中し、24-26と高校生を後一歩のところまで追い込むことができました。
この日に小林西高校に無理を言って練習をお願いしたのは、高校生の練習に対する姿勢を見せることと、JA杯でライバルチームが素晴らしい経験をしているときに、この1日を無駄にせず、より厳しい環境でプレーすることで、夏に対する意識を高めさせるためです。その目的としては達成できたのかなと思います。O先生、本当にありがとうございました。
翌日はJA杯の準決勝・決勝を観戦に行きました。ベスト4に残ったのは、同地区である第1シードの宮崎西中を破った吾田中と第3シードの福島中、第3シードの木花中を破った妻ヶ丘中、そして榎原中が先週大接戦をした第2シードの佐土原中でした。
吾田中は少し堅さが見られましたが、順当に決勝に進出しました。しかし福島中対佐土原中試合はまさに激闘でした。第1セットこそ福島中が力を発揮して25-17で楽にとったものの、第2セットは佐土原中が終始リードする展開で、福島中もなんとかついていきましたが25-23で佐土原中が取り返し、第3セットにもつれ込みました。第3セットも中盤から佐土原中が抜け出しましたが、終盤の連続得点で一気に福島中が抜け出し、そのまま25-23で福島中が勝利しました。
そして迎えた決勝戦は、南那珂地区対決となりました。試合は一進一退の攻防で、最後は自力に勝る福島中がフルセットの末勝利しましたが、どちらも自分たちの力を出し切った素晴らしい試合でした。両校とも小学校時代に県チャンピオンを経験した選手が多数いるので、このような大舞台でもいつものように自分たちのバレーをすることができることが、この2チームの強さだと感じました。
なにはともあれ、同地区の福島中と吾田中が県大会の決勝を争い、そして宮崎県代表として九州大会に出場することはとても素晴らしいことだと思います。同地区のライバルがこの大舞台の決勝を戦う姿を見て、榎原中の選手たちはどのような感覚だったのでしょうか。このような大きすぎるライバルがいる地区だということをプラスにして、お互いに切磋琢磨できればと思います。
現時点では南那珂地区の夏の県大会出場枠は、北郷小中を含めた4チーム中1チームのみです。昨年も厳しかったのですが、今度は県の1位と2位を倒さなければ県大会に出場することすらできません。そのためにどれほどの努力が必要なのか、もう一度本気で考えてほしいと思います。とても高い壁ではありますが、榎原中もこれまで一生懸命取り組んできた結果、なんとかその頂上は見える位置にはいます。しかしここからは、そのとても高い壁を絶対によじ登ってやるという強い気持ちや覚悟がなければ、夏の大会は悲惨な結果になることが目に見えています。
周囲の環境を変えることはできません。ただできることは、自分を、自分たちを変えることです。厳しい地区にいることを嘆くよりも、全国大会出場という目標を達成するためには、とにかく地区大会を勝ち抜く心・技・体を鍛えることが大切です。明日からの生活へのさらなる意欲を期待しています。
午前は、普段よく鍛えられている前後の動きではなく、左右の動き、側面の筋肉を意識したトレーニングがとても参考になりました。また、技術的な部分でも、中学生からしたらはるかに上手な高校生が、基本的な形を意識しながら丁寧に一本一本練習している姿を見ることがとても勉強になったと思います。
午後は、5セットさせていただきましたが、最初の2セットはまったく話になりませんでした。そこで気合いを入れた後に、ある程度狙い所を絞らせ、その後の2セットは、内容は良くなったのですが、結局は単純なミスで相手に点を与え、スコアとしては完敗でした。最後の1セットは、今日の内容を踏まえつつ、JA杯の結果も伝えて気持ちを高めさせて臨ませたところ、ようやく最後まである程度集中し、24-26と高校生を後一歩のところまで追い込むことができました。
この日に小林西高校に無理を言って練習をお願いしたのは、高校生の練習に対する姿勢を見せることと、JA杯でライバルチームが素晴らしい経験をしているときに、この1日を無駄にせず、より厳しい環境でプレーすることで、夏に対する意識を高めさせるためです。その目的としては達成できたのかなと思います。O先生、本当にありがとうございました。
翌日はJA杯の準決勝・決勝を観戦に行きました。ベスト4に残ったのは、同地区である第1シードの宮崎西中を破った吾田中と第3シードの福島中、第3シードの木花中を破った妻ヶ丘中、そして榎原中が先週大接戦をした第2シードの佐土原中でした。
吾田中は少し堅さが見られましたが、順当に決勝に進出しました。しかし福島中対佐土原中試合はまさに激闘でした。第1セットこそ福島中が力を発揮して25-17で楽にとったものの、第2セットは佐土原中が終始リードする展開で、福島中もなんとかついていきましたが25-23で佐土原中が取り返し、第3セットにもつれ込みました。第3セットも中盤から佐土原中が抜け出しましたが、終盤の連続得点で一気に福島中が抜け出し、そのまま25-23で福島中が勝利しました。
そして迎えた決勝戦は、南那珂地区対決となりました。試合は一進一退の攻防で、最後は自力に勝る福島中がフルセットの末勝利しましたが、どちらも自分たちの力を出し切った素晴らしい試合でした。両校とも小学校時代に県チャンピオンを経験した選手が多数いるので、このような大舞台でもいつものように自分たちのバレーをすることができることが、この2チームの強さだと感じました。
なにはともあれ、同地区の福島中と吾田中が県大会の決勝を争い、そして宮崎県代表として九州大会に出場することはとても素晴らしいことだと思います。同地区のライバルがこの大舞台の決勝を戦う姿を見て、榎原中の選手たちはどのような感覚だったのでしょうか。このような大きすぎるライバルがいる地区だということをプラスにして、お互いに切磋琢磨できればと思います。
現時点では南那珂地区の夏の県大会出場枠は、北郷小中を含めた4チーム中1チームのみです。昨年も厳しかったのですが、今度は県の1位と2位を倒さなければ県大会に出場することすらできません。そのためにどれほどの努力が必要なのか、もう一度本気で考えてほしいと思います。とても高い壁ではありますが、榎原中もこれまで一生懸命取り組んできた結果、なんとかその頂上は見える位置にはいます。しかしここからは、そのとても高い壁を絶対によじ登ってやるという強い気持ちや覚悟がなければ、夏の大会は悲惨な結果になることが目に見えています。
周囲の環境を変えることはできません。ただできることは、自分を、自分たちを変えることです。厳しい地区にいることを嘆くよりも、全国大会出場という目標を達成するためには、とにかく地区大会を勝ち抜く心・技・体を鍛えることが大切です。明日からの生活へのさらなる意欲を期待しています。