部活動

“破”期到来

 霧島盆地新人大会も終わり、今週からチーム作りの第2期に突入しました。第2期は“守・破・離”のうち“破”の時期となります。今までしっかりと“守”ってきたチームの約束事を元に、それまでの自分やチームの殻を“破”り、さらなる成長を求める期間になります。

 そのため、チームのポジションも一度すべてリセットし、練習メニューも基本練習を除いては、今まで役割を固定していた選手や特定の選手のみしていた練習をできる限り全員でできるように工夫しています。ねらいは、日々の練習の中でお互いを意識しながら競争心をもって取り組むためです。

 昨年は結成当初部員が5名のみで競争とはかけ離れた練習でしたが、今年は8名います。先日のミーティングで各ポジションに必要な能力や、個人で足りない部分を伝えていますので、あとは本人たちがどこまで競争心や向上心をもって本気で取り組めるかだと思います。

 そして、“守”期の目的は「信頼関係を強固にするための5箇条」を身につけることでしたが、この“破”期の目的は、以下の「成功者の共通する6つの習慣」を身につけることです。


1.物事を肯定的に考える習慣をもつ。

1.努力することを惜しまない。

1.明確な目的意識をもつ。

1.自分を信じ、他人の否定的な言葉に惑わされない。

1.失敗を恐れない。

1.常に想像する。


 これらのことを踏まえてここ数日練習をしていますが、少しずつチームが変わってきている感じがします。特に①は目つきが変わりました。これまでもすべてのことに一生懸命取り組んでいた①ですが、この2週間くらいは“戦う目”になってきています。部活だけでなく授業など何事にも“本気”で取り組むことで、すべてのことを前向きにとらえることができています。


 榎原中は明日から期末テスト前部活動停止期間に入りますが、本日県選抜チームの保護者から頂いた中学生プレーヤーのための食育のプリントを渡します。九州大会優勝、そして全国ベスト8という素晴らしい結果を残した三股中は、日々の部活はもちろんのこと、自主練や食事、トレーニングなど、それに見合うだけの努力を保護者も一丸となって行っていました。
 この
3連休も含め6日間も部活がない期間に、どれだけバレーボールのことを考え、行動することができるか。まさに8人の“本気度”が問われています。この①の雰囲気がチーム全体に広がり、本気で戦うチームになってくれることを期待しています。