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ユニセフキャラバンがやって来た

 5月12日(木)ユニセフキャラバンが本校にやってきました。

 今回は、ユニセフ(国連児童基金)の組織紹介と活動を広く知らせる目的と世界の子どもたちがおかれている状況を知ってもらいたいという思いをもって、全国を回られたということです。日本ユニセフ協会の学校事業部の金子部長と高円主任の2名と宮崎県ユニセフ協会職員の8名が来校されました。

 はじめにユニセフの組織紹介と活動内容の説明がありました。世界全体に広がる大きな国連組織の中に、その目的ごとの細かい組織が編成されていて、子どもたちの命と健やかな成長を守るために活動する機関がユニセフだと説明がありました。

 そのための様々な活動を行う中で、本校の生徒に、同じ子供の視点で世界の子どもたちの実態を知ってもらうことで、それぞれの生徒が何ができるか、何をしようかと考えて行動に移すことを願っているとのことでした。始業式の日に校長先生が話された「グローカル化」の話と通じています。

  【生きるために濁った水を運ぶ体験】

 話の中で、生きるための水を毎日8時間ほどかけて汲みに行く子ども。しかも、その水は濁ったたまり水だという現実を知り、ネパールで使われている真鍮(しんちゅう)製の水がめに水を入れて持つ体験をしながらそのつらさを感じ取りました。

   【子どもたちの命を守る蚊帳】

 また、幼い子どもがマラリアなどによってたくさん亡くなっている状況に、日本では考えられない状況が世界の各地にあることを知るとともに、日本の企業技術でマラリア予防の蚊帳(かや)を作って支援していることも学びました。

 最後に学年の代表生徒2名が「同じ年代の子どもたちが私たちの生活とはかけ離れたつらい生活をしていることがわかりました。」「自分たちの生活を大切にするとともに何ができるかを考えたい。」と感想を述べました。